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系統識別號 U0002-2406202509350200
DOI 10.6846/tku202500368
論文名稱(中文) 助詞「ね」的日中翻譯研究-以《挪威的森林》的中文翻譯為例-
論文名稱(英文) A Japanese-Chinese comparison translation of the particle "Ne"-take Chinese translations of “Norwegian Wood” for an example-
第三語言論文名稱 助詞「ね」の日中対訳研究−『ノルウェイの森』の中国語訳本を例として−
校院名稱 淡江大學
系所名稱(中文) 日本語文學系碩士班
系所名稱(英文) Department of Japanese
外國學位學校名稱
外國學位學院名稱
外國學位研究所名稱
學年度 113
學期 2
出版年 114
研究生(中文) 長﨑未春
研究生(英文) Nagasaki Miharu
學號 612105030
學位類別 碩士
語言別 其他
第二語言別 日文
口試日期 2025-06-09
論文頁數 96頁
口試委員 指導教授 - 林寄雯(096976@o365.tku.edu.tw)
口試委員 - 菊島和紀
口試委員 - 清水裕美子
關鍵字(中) 日中翻譯
助詞「ね」
村上春樹
挪威的森林
林少華
賴明珠
關鍵字(英) Japanese–Chinese translation
Japanese particle “ne”
Haruki Murakami
Norwegian Wood
Lin Shaohua
Lai Mingzhu
第三語言關鍵字 日中翻訳
助詞「ね」
村上春樹
ノルウェイの森
林少華
頼明珠
學科別分類
中文摘要
本研究旨在闡明日語中助詞「ね」被翻譯成中文的方式。日語助詞「ね」在表達說話者情感等方面具有重要作用,然而中文中缺乏明確對應詞,使其成為翻譯上一項的挑戰。
本研究以村上春樹的《挪威的森林》原文,以及林少華的簡體字譯本與賴明珠的繁體字譯本為對象,將「ね」的用例分為文末用法、間投助詞用法與單獨用法,並對其翻譯傾向進行比較分析。
分析結果顯示,在句末用法方面,賴譯多使用「噢」「吧」「啊」等語氣助詞來再現語氣,而林譯則多傾向省略。在間投助詞用法中,兩位譯者的譯出率皆不高,省略現象普遍,但賴譯偏好使用「啊」,林譯則以「的」最為頻繁。至於單獨用法,賴譯幾乎統一譯為「嘿」,而林譯則依據語境採用多樣的譯語。
綜上所述,賴譯傾向以固定的語氣助詞或感動詞再現原文語氣,林譯則強調語句的通順與表達上的多樣性。
英文摘要
This study aims to clarify how the Japanese  particle “ne” is translated into Chinese. The particle “ne” plays a crucial role in spoken Japanese by expressing the speaker’s emotions, attitudes, etc.  In Chinese, there is no clear equivalent, which poses a translation challenge.
 Using the Chinese translation of Haruki Murakami's Norwegian Wood as an example, two Chinese translations will be examined: Lin Shaohua's simplified Chinese version and Lai Mingzhu's traditional Chinese version. The occurrences of “ne” are classified into three categories—sentence-final, interjectional, and standalone usages—and their translation patterns are comparatively analyzed.
第三語言摘要 本研究は、日本語の助詞「ね」が中国語に翻訳される際、どのように訳出されているのかを明らかにすることを目的とする。「ね」は話し手の感情などを表す重要な語であるが、中国語に明確な対応語がなく、翻訳上の課題となる。 そこで本研究では、村上春樹『ノルウェイの森』と、林少華による簡体字訳、頼明珠による繁体字訳を用い、「ね」の用例を文末用法・間投用法・単独用法に分類し、訳出傾向を比較分析した。文末用法では、頼訳が「噢」「吧」「啊」などを積極的に用いる一方、林訳は省略が多く見られた。間投用法では両訳者とも訳出が少なく、省略傾向が強いが、頼訳では「啊」、林訳では「的」の使用が目立った。単独用法では、頼訳が「嘿」に統一しているのに対し、林訳は文脈に応じて多様な訳語を用いていた。 以上の分析から、頼訳は一貫した語気助詞や感動詞で語気を再現しようとする傾向が強く、林訳は自然さや表現の多様性を重視する傾向があると考えられる 。
論文目次
目次
第一章	序論	1
第一節	研究動機と研究目的	1
1.1	研究対象の認定	2
1.2	小説の選定	2
1.3	中国語訳本の選定	3
第二節	先行研究と本研究の位置づけ	4
2.1	語気助詞文と語気助詞の日中対照研究	4
2.2	感動詞と感動詞「ねえ」の日中対照研究	5
2.3	間投助詞と終助詞	6
2.4	『ノルウェイの森』の特徴	8
2.5	林少華と頼明珠翻訳の特徴	9
第三節	研究方法及び分析方法	10
3.1	間投助詞と文末の分類	10
3.2	「似的」、「著呢」などの「著」が前に来ている語気助詞	10
3.3	「なし」の分類	11
第四節	研究課題と研究意義	12
第二章	分析結果	13
第一節	文末用法研究結果	13
第二節	間投助詞用法研究結果	15
第三節	単独用法研究結果	18
第三章	訳文の具体例	21
第一節	文末用法例文	21
1.1	頼訳「なし」	21
1.2	頼訳「噢」	22
1.3	頼訳「吧」	24
1.4	林訳「なし」	25
1.5	林訳「的」	26
1.6	林訳「了」	28
第二節	間投助詞用法例文	29
2.1	頼訳「なし」	29
2.2	頼訳「啊」	31
2.3	頼訳「的」	32
2.4	林訳「なし」	35
2.5	林訳「的」	36
2.6	林訳「了」	38
第三節	単独用法例文	39
3.1	頼訳「嘿」	39
3.2	頼訳「なし」	41
3.3	林訳「なし」	41
3.4	林訳「喂」	43
3.5	林訳「噯」	44
第四章	結論	47
引用テキスト	49
参考文献	49
付録1『ノルウェイの森』における「ね」用例と訳	52
表目次
表 1『ノルウェイの森』の中国語訳本	3

図目次
図 1頼の文末用法データ棒グラフ	14
図 2林の文末用法データ棒グラフ	14
図 3頼の文末用法データ円グラフ	15
図 4林の文末用法データ円グラフ	15
図 5頼の間投助詞用法データ棒グラフ	16
図 6林の間投助詞用法データ棒グラフ	17
図 7頼の間投助詞用法データ円グラフ	17
図 8林の間投助詞用法データ円グラフ	18
図 9頼の単独用法データ棒グラフ	19
図 10林の単独用法データ棒グラフ	19
図 11頼の単独用法データ円グラフ	20
図 12林の単独用法データ円グラフ	20
 
參考文獻
中国語文献(年代順)
劉月華・潘文娯・胡韡(1983)『実用現代漢語語法(増訂本)』、 商務印書館(相原茂監訳『現代中国語文 法総覧(上)』(1988)くろしお出版)
齐沪扬(2002)『语气词与语气系统』安徽教育出版社
吳古希(2008)『中國時報』人間副刊「春樹與愛玲」
林錦川(2008)『助動詞・接續詞連体詞感動詞用法詳解』、文笙書局股份有限公司、p378

日本語文献・専門書(年代順)
橋本進吉(1948)『國語法研究』、岩波書店
松村明(1971)『日本語文法大辞典』、明治書院
神尾昭雄(1990)『情報の縄張り理論』、大修館書店
村上春樹(1991)『村上春樹全作品1979~1989』、講談社
大河内康憲(1997)『日本語と中国語の対照論文研究集』、くろしお出版
村上春樹・柴田元幸(2000)『翻訳夜話』、文藝春秋
柴田元幸、沼野充義、藤井省三、四方田犬彦(2006)『A Wild Haruki Chase 世界は村上春樹をどう読むか』、文藝春秋
高橋太郎(2005)『日本語の文法』、ひつじ書房、p.173
藤井省三(2007)『村上春樹のなかの中国』、朝日新聞出版

日本語文献・論文(年代順)
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洋泉社編集部(2010)『村上春樹全小説ガイドブック』、洋泉社
伊豆原英子 (2011)「間投助詞はどのように位置づけられてきたか」、『愛知学院大学教養部紀要』第58巻 第3号 
牧野成一 (2013)「村上春樹の日本語はなぜ面白いのか―文体を中心に―」The 24th Annual Conference of the CentralAssociation of Teachers of Japanese Michigan: Eastern Michigan University.
冨樫純(2013)「終助詞「ね」の本質的意味に関する覚え書き」大東文化大学
袁全(2013)「語気助詞“呢”とそれに対応する日本語表現」、中国海洋大学 碩士論文
澤田文男(2014)「村上春樹の小説『ノルウェイの森』の文学性」『高松短期大学編研究紀要』60・61号、p.71-93
立部文景(2014)「間投助詞「ね」と終助詞「ね」の区別に関する考察」、『徳山大学論叢』79号
宮本 大輔(2015)「人間関係から見る語気助詞“啊、呢、嘛”の使用 ―『新上海灘』を例として―」、『長野大学紀要巻』37巻号1、p.17-26 
藤田昌志 (2017)「村上春樹『ノルウェイの森』と林少华译《挪威的森林》-事例研究としての考察-」、『三重大学国際交流センター紀要』 巻12、p.47-62
朱 ケイハン (2019)「終助詞「か」の日中対照研究 ―日本と中国の小説に基づいて―」『日本語教育論集』28巻、 p.15-22
劉政昕(2019)「感動詞の日中対訳分析:『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の中国語訳を例として」、淡江大學碩士論文、p.29-30
尾形知世、矢橋知枝(2020)「村上春樹の海外受容と翻訳事情 ―英語圏と中国語圏 (台湾・中国大陸) の『海辺のカフカ』(2002) を例として― 」『仁愛大学研究紀要』19号、p. 63-75
宋歌(2022)「対人関係文末言語標識の志向性について -自然さ評定調査による中国語語気助詞の検討- 」東北大学 博士学位論文
蘇霖坤(2023)「終助詞と語気助詞に関する対照研究――『ナミヤ雑貨店の奇蹟』と『三重門(上海ビート)』『至福の時』を中心として――」
王霄漢 (2023)「『ノルウェイの森』中国語訳初探 ―林少華訳と頼明珠訳の翻訳目的を中心に―」、国際文化研究(オンライン版巻29)、p.21-37

インターネット文献(年代順)
ライフニュース「『ノルウェイの森』の発行部数1000万部突破」、2009年8月5日の記事(2024年10月29日閲覧)https://life.oricon.co.jp/news/68198/
チャイナネット、「林少華」、2008年7月21日の記事(2024年10月17日閲覧)http://japanese.china.org.cn/jp/fanyi/2008-07/21/content_16042703.htm
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