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系統識別號 U0002-3006200916194700
中文論文名稱 村上春樹的初期三部作與『挪威的森林』之關聯性─以敘述的觀點分析─
英文論文名稱 The relations between initial three novel of Haruki Murakami and “Norwegian Wood” ; from view point of narration
第三語言論文名稱 村上春樹の初期三部作と『ノルウェイの森』との関わり──語りを視座にして──
校院名稱 淡江大學
系所名稱(中) 日本語文學系碩士班
系所名稱(英) Department of Japanese
學年度 97
學期 2
出版年 98
研究生中文姓名 葉夌
研究生英文姓名 Ling Yeh
電子信箱 yehling2008@gmail.com
學號 695100056
學位類別 碩士
語文別 日文
口試日期 2009-06-19
論文頁數 161頁
口試委員 指導教授-曾秋桂
委員-內田康
委員-彭春陽
中文關鍵字 村上春樹  初期三部作  『挪威的森林』  敘述  隱蔽 
英文關鍵字 Haruki Murakami  initial three novel  “Norwegian Wood”  narration  concealment 
第三語言關鍵字 村上春樹  初期三部作  『ノルウェイの森』  語り  隠蔽 
學科別分類
中文摘要 本論文設定了三個問題,分成五章行考察。第一章是村上春樹的研究動向。第二章以「敘述」為中心進行考察。第三、四章以「敘述」及「構造」的關係進行考察。第五章分析浮現出的作品主題。
第一個課題是村上文學中「敘述」的特色。簡單的說就是「隱蔽」。由於「敘述」的方式,村上作品的各種要素被隱藏。
第二個課題是作品構造與「敘述」的關係。「敘述」的特色將作品的構造複雜化。複雜的作品構造與「敘述」可說是隱藏作品主題的裝置。
第三個課題是被隱藏的作品主題。分析「敘述」及作品構造之後,浮現出的村上春樹文學的主題為「死」。初期三部作中「死」可看作是隱藏「自我對話」的裝置。藉由「分身」的概念,『挪威的森林』中的「死」與「生」緊密相關。
英文摘要 In this thesis, three problems were installed, and consideration separately for Chapter 5 was advanced. Chapter 1 is a research direction in Haruki Murakami.Chapter 2 sees mainly narration. Chapter the 3rd and 4th, consideration was advanced around the relation between narrator and the description. And, Chapter 5 is a search for the subject that comes from the descriptio intertwined to talking to the surface.
The first problem is working that talking about the Murakami literature accomplishes in the work. In a word, it is concealment. As for talking, the tendency to conceal various elements that lurk in the work is seen.
The second problem is a relation between the structure of the story and narrator. The trait of talking about the Haruki Murakami literature complicated the structure of the story. As for the structure of a complex story and talking, when it is a device that conceals the subject of the work.
The third problem is a subject of the work concealed in the structure of narrator and the story. The subject "Death" in the Haruki Murakami literature has come to the surface. It is initial three work and "Death" is a device that conceals "Conversation with the ego". "Death" became the one connected with "Life" by "the other cast" in “Norwegian Wood”.
第三語言摘要 本論文では、三つの課題を設けて、五章に分けて考察を進めた。第一章は村上春樹の研究動向で、第二章は語りを中心に見るものである。第三、四章では、語りと構成との関係を中心に考察を進めた。そして、第五章は、語りと絡み合った構成から浮かび上がった主題についての探求である。
第一の課題は、村上文学の語りが作中に果たしている働きである。一言で言えば、それは隠蔽である。語りは、作品に潜んだ諸要素を隠している傾向が見られる。
第二の課題は、ストーリーの構造と語りとの関係である。村上春樹文学の語りの隠蔽という特色は、ストーリーの構造を複雑にした。されに言えば、複雑なストーリーの構造は語りと一緒に、作品の主題を隠す装置だと看做される。
第三の課題は、語りとストーリーの構造に隠された作品の主題である。隠蔽装置としての語りとストーリーの構造を明らかにした上で、村上春樹文学における「死」という主題が自然に浮かび上がってきた。村上春樹文学での「死」の作中の意味は、初期三部作で「自我との対話」を隠蔽する装置から、『ノルウェイの森』で「分身」によって生と繋がっているものとなったように変化してきた。
論文目次 序論1
第一節 問題提起1
第二節 研究対象と内容4
第三節 論文構成5
第一章 村上春樹文学の研究動向7
第一節 はじめに7
第二節 「デビューから80年代まで」の研究8
第三節 「90年代」の研究14
第四節 「2000年以後」の研究19
第五節 研究動向から浮き彫りにされた「語り」という視座の重要性25
第六節 おわりに32
第二章 初期三部作の語りの特色37
第一節 はじめに37
第二節 「僕」に語られた「鼠」の物語38
(一)初期三部作の「物語内容の時間」と「物語言説の時間」39
(二)「鼠」の物語の謎41
第三節 「鼠」の謎に隠蔽された装置47
第四節 「僕」と「鼠」との関係52
(一)殺された「鼠」52
(二)「僕」の自我としての「鼠」の役割55
第五節 おわりに58
第三章 初期三部作のストーリーの構造61
第一節 はじめに61
第二節 『風の歌を聴け』のストーリーの構造62
(一)「1970年夏」と「非1970年夏」の二つのグループ62
(二)ストーリーの構造に隠された「三人目のガール・フレンド」71
第三節 『1973年のピンボール』のストーリーの構造76
(一)『1973年のピンボール』の「入口」76
(二)『1973年のピンボール』の「出口」79
第四節 『羊をめぐる冒険』のストーリーの構造82
(一)存在感が抹殺された「直子」82
(二)『羊をめぐる冒険』での「直子」の必要性84
第五節 おわりに88
第四章 『ノルウェイの森』の語りとストーリーの構造91
第一節 はじめに91
第二節 「ワタナベ・直子・キズキ」の三者関係92
(一)ワタナベと直子の間に介在するキズキ92
(二)ワタナベの直子に対する気持ち96
第三節 「ワタナベ・直子・緑」の三者関係103
第四節 「ワタナベ・直子・レイコ」の三者関係107
第五節 ワタナベをめぐる三者関係とワタナベの語りとの関係109
第六節 おわりに113
第五章 初期三部作の主題と『ノルウェイの森』の主題117
第一節 はじめに117
第二節 初期三部作の主題118
(一)仕組まれた多くの「死」118
(二)差異かれた「死」120
(三)多くの死に覆われた「直子」の死122
(四)共通的な主題としての「自我との対話」126
第三節 『ノルウェイの森』の主題129
(一)直子と作品の構成130
(二)直子の死と病気133
  第四節 おわりに140
結論143
テキスト151
参考文献151
添付資料155

表1-1 「デビューから80年代まで」の村上文学の研究焦点13
表1-2 「90年代」の村上文学の研究焦点17
表1-3 「2000年以後」村上文学の研究焦点23
表1-4 本章で挙げられた「語り」を中心に研究する論文点25
表2-1 初期三部作の「物語内容の時間」と「物語言説の時間」40
表2-2 『1973年のピンボール』の「鼠」視点で語られた部分44
表2-3 「僕」と「鼠」の亡霊との会話の場面47
表3-1 三者の『風の歌を聞け』の梗概についての解説63
表3-2 『風の歌を聴け』の各章を構成した主要な登場人物68
表3-3 登場人物を中心にする各章の分類70
表3-4 『風の歌を聴け』の「三人目のガール・フレンド」74
表3-5 初期三部作のストーリーの構造と「直子」との関連性88
表4-1 ワタナベとレイコとの手紙の往来108
表6-1 語りの隠蔽144
表6-2 ストーリーの構造による隠蔽146

図1-1 村上文学の「孤独感」をめぐる研究動向33
図1-2 村上文学の「意識」をめぐる研究動向34
図2-1 『風の歌を聴け』の「物語言説の時間」に対する推測41
図2-2 初期三部作における「鼠」の謎46
図2-3 「僕」と「鼠」との関係の変化50
図3-1 『風の歌を聴け』のストーリーの構造75
図3-2 『1973年のピンボール』のストーリーの構造と「直子」との関係82
図4-1 ワタナベと直子との間に存在するキズキ96
図4-2 ワタナベの直子に対する気持ち102
図4-3 ワタナベの緑に対する気持ち106
図4-4 『ノルウェイの森』のワタナベをめぐる三者関係の構図113
図4-5 ワタナベの愛の行方115
図5-1 初期三部作の「死」と「自我との対話」との関係129
図5-2 『ノルウェイの森』の生と死との関係139
図6-1 浮かび上がってきた作品の主題としての「死」148
參考文獻 Ⅰ 単行本
Yu.M.ロトマン著、磯谷孝訳(1978)『文学理論と構造主義──テキストへの記号論的アプローチ』勁草書房
作田啓一(1981)『個人主義の運命』岩波書店
丸山圭三郎(1981)『ソシュール思想』岩波書店
日本文学研究資料刊行会編(1984)『日本文学研究の方法 近代編』有精堂
久原伶編(1986)『シーク&ファインド 村上春樹』青銅社
今井清人(1990)『村上春樹 OFFの感覚』星雲社
小笠原賢二(1990)『文学的孤児たちの行方』五柳書院
高橋丁未子(1990)『ハルキの国の人々』CBS・ソニー出版
小森陽一代表編(1991)『読むための理論──文学・思想・批評』世織書房
前田愛(1993)『文学テクスト入門』筑摩書房
横尾和博(1994)『村上春樹×90年代 再生の根拠』第三書館
加藤典洋(1996)『村上春樹 イエローページ』荒地出版社
小林康夫編(1996)『文学の方法』精興社
田中実(1996)『小説の力──新しい作品論のために』大修館書店
栗坪良樹編(1997)『群像 日本の作家26 村上春樹』小学館
田中実(1997)『読みのアナーキーを超えて』右文書院
デイヴィッド・ロッシ著、柴田元幸・斎藤兆史訳(1997)『小説の技巧』白水社
石倉美智子(1998)『村上春樹サーカス団の行方』専修大学出版局
栗坪良樹・柘植光彦編(1999)『村上春樹スタディーズ01』若草書房
栗坪良樹・柘植光彦編(1999)『村上春樹スタディーズ02』若草書房
栗坪良樹・柘植光彦編(1999)『村上春樹スタディーズ03』若草書房
栗坪良樹・柘植光彦編(1999)『村上春樹スタディーズ04』若草書房
栗坪良樹・柘植光彦編(1999)『村上春樹スタディーズ05』若草書房
浦澄彬(2000)『村上春樹を歩く──作品の舞台と暴力の影』彩流社
井上理恵編(2001)『20世紀のベストセラーを読み解く──女性・読者・社会の100年』學藝書林
平野芳信(2001)『村上春樹と《最初の夫の死ぬ物語》』翰林書房
吉田春生(2001)『村上春樹とアメリカ──暴力性の由来』彩流社
影山正隆(2002)『心の病と精神医学』ナツメ社
北岡誠司・三野博司編(2003)『小説のナラトロジー─主題と変奏─』世界思想社
齊藤勇(2003)『人間関係の心理学』ナツメ社
丹治愛編(2003)『知の教科書 批評理論』講談社
渡辺公三(2003)『レヴィ=ストロース──構造』講談社
加藤典洋(2004)『村上春樹 イエローページ PART2』荒地出版社
柴田勝二(2004)『〈作者〉をめぐる冒険 テクスト論を超えて』新曜社
今井清人編(2005)『村上春樹スタディーズ2000-2004 』若草書房
廣野由美子(2005)『批評理論入門』中央公論新社
風丸良彦(2006)『越境する「僕」──村上春樹、翻訳文体と語り手』試論社
加藤典洋(2006)『村上春樹論集①』若草書房
加藤典洋(2006)『村上春樹論集②』若草書房
川村湊(2006)『村上春樹をどう読むか』作品社
川本三郎(2006)『村上春樹論集成』若草書房
小森陽一(2006)『村上春樹論 『海辺のカフカ』を精読する』平凡社
佐藤幹夫(2006)『村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。』PHP研究所
清水良典(2006)『村上春樹はくせになる』朝日新聞社
宮脇俊文(2006)『村上ワンダーランド』いそっぷ社
石原千秋(2007)『謎とき 村上春樹』光文社
内田樹(2007)『村上春樹にご用心』アルテスパブリッシング
風丸良彦(2007)『村上春樹短編再読』みすず書房
黒古一夫(2007)『村上春樹 「喪失」の物語から「転換」の物語へ』勉誠出版
宝島編集部編(2007)『精神病を知る本』宝島社
藤井省三(2007)『村上春樹のなかの中国』朝日新聞社

Ⅱ 雑誌
(1975)『現代思想 第3巻第9号』青土社
(1979)『現代思想 第7巻第2号』青土社
(1985)『群像 第40巻第11号』講談社
(1985)『國文學 解釈と教材の研究 第30巻3号』學燈社
(1987)『國文學 解釈と教材の研究 7月臨時増刊号』學燈社
(1988)『國文學 解釈と教材の研究 第33巻10号』學燈社
(1989)『國文學 解釈と鑑賞 第54巻6号』至文社
(1989)『國文學 解釈と教材の研究 第34巻8号』學燈社
(1989)『昭和文学研究 第19集』昭和文学会
(1989)『ユリイカ 第21巻8号』青土社
(1990)『國文學 解釈と教材の研究 第35巻7号』學燈社
(1992)『別冊國文學No.44』學燈社
(1992)『昭和文学研究 第24集』昭和文学研究会
(1995)『國文學 解釈と教材の研究 第40巻4号』學燈社
(1995)『昭和文学研究 第30集』昭和文学会
(1996)『國文學 解釈と教材の研究 第41巻10号』學燈社
(1998)『國文學 解釈と教材の研究 第43巻3号』學燈社
(2000)『昭和文学研究 第41集』昭和文学研究会
(2000)『ユリイカ 第32巻4号』青土社
(2003)『人文論集 : 静岡大学人文学部人文学科研究報告 54(1)』静岡大学
(2007)『江古田文学 第64号』星雲社
(2007)『言語文化研究叢書6』名古屋大学
(2007)『熊本大学社会文化研究5』熊本大学
(2008)『岩手大学大学院人文社会科学研究科研究紀要17』岩手大学
(2008)『九州女子大学紀要 第44巻第3号』九州女子大学
(2008)『國文學 解釈と鑑賞 第73巻7号』至文堂
(2008)『国文学攷 no.199』広島大学国語国文学会
(2008)『東京外国語大学論集 第76号』東京外国語大学
(2009)『甲南大学紀要158』甲南大学
(2009)『國文學 解釈と鑑賞 第74巻2号』學燈社
(2009)『國文學 解釈と鑑賞 第74巻4号』學燈社

Ⅲ その他
内田康(2009)「『直子』をめぐる冒険──村上春樹初期作品の〈読み〉の楽しみ」2009年5月1日輔仁大学での講演稿
論文使用權限
  • 同意紙本無償授權給館內讀者為學術之目的重製使用,於2009-07-13公開。
  • 同意授權瀏覽/列印電子全文服務,於2009-07-13起公開。


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