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系統識別號 U0002-2307202011021400
中文論文名稱 自然‧人生的觀照與日本人美意識
英文論文名稱 The concept of nature & life with Japanese’s sense of beauty
第三語言論文名稱 自然・人生の観照と日本人の美意識
校院名稱 淡江大學
系所名稱(中) 日本語文學系碩士在職專班
系所名稱(英) Department of Japanese
學年度 108
學期 2
出版年 109
研究生中文姓名 劉燕玲
研究生英文姓名 Yen-Ling Liu
學號 700100067
學位類別 碩士
語文別 日文
口試日期 2020-07-01
論文頁數 103頁
口試委員 指導教授-劉長輝
委員-馬耀輝
委員-田世民
中文關鍵字 日本人美意識  自然觀  命運觀  生死觀  無常觀 
英文關鍵字 Aesthetic Consciousness of the Japanese  View of Nature  View of Destiny  View of Life and Death  View of Life as Impermanence 
第三語言關鍵字 日本人美意識  自然観  運命観  死生観  無常観 
學科別分類
中文摘要 所謂的美意識,是在接受美麗的對象時,在創造精神的態度中產生作用的意識。日本自古代開始,接受了中國文化與佛教等外來文化,這些外來文化與日本的傳統文化融合後,發展出其獨特的文化內涵,這當中也產生了日本人獨特的美意識。
本論文旨在透過日本人的自然觀,命運觀,生死觀的探討,來理解日本人的美意識。首先在序論中的先行研究中,藉由以往研究者們的成果來概觀日本人的美意識。在第一章論述日本的自然環境,及分析其對自然觀有何影響。日本人喜愛自然,期望與自然共存、調和。這可說是日本人自然觀的核心。另一方面,日本人在自然變化中,感受春夏秋冬四季的變化,及自然事物的盛衰與凋零。我們可以發現在這樣的自然觀中,孕育出「物哀」的美意識,及在文學中,產生了許多有關「飛花落葉」的作品。
在第二章中,分析了日本人的忍耐心理。佛教的無常觀滲透至日本人的精神意識中,因此即使遭遇不幸或困境時,都能以冷靜態度應對,面對死亡也如日常一般地看待。此外,日本人也有「命運在天」的想法。對所有的事物都是以因為這是命運、宿命來做思考,因此心中常存有「斷念」的思惟。在這樣的覺悟之下,日本人不要求完美,而是追求不完全的美。在日本茶道中,閒寂的美意識最能表現這種不完全的美。
第三章中,論述了武士的起源,與武士道概念的歷史變遷。提到武士道,浮現的是武士對死亡的覺悟。對於死有所覺悟的武士,他們追求的是比生命更高的價值。置生死於度外,做自己應該去做的事。這樣的心態對武士來說是很重要的。從「花中第一為櫻花、人中第一為武士」這句諺語可以看出櫻花與武士之間有相似之處。如同新渡戶稻造所說的櫻花是武士道的象徵。櫻花的綻放與凋散,對於面對死亡有所覺悟的武士而言,毅然慷慨赴義的死亡是一種理想的美學。櫻花、武士、死亡,三者之間密切連結,相即不離。而日本武士此種的行動美學可以說是一種死亡的美學。
英文摘要 The so-called aesthetic consciousness refers to an awareness of effects on the creative attitude when accepting a beautiful object. Since ancient times, Japan has accepted Chinese culture, Buddhism, and other foreign cultures. These foreign cultures have blended into Japan’s traditional culture to develop unique cultural connotations. The unique Japanese people’s aesthetic consciousness has also come about.
The purpose of this paper is to gain an insight into Japanese people’s aesthetic consciousness by exploring their view of nature, view of destiny, and view of life and death. First, from the previous studies in the preface, the results of past researchers are adopted to gain an overview of Japanese people’s aesthetic consciousness. In Chapter 1, Japan’s natural environment is discussed and its impacts on the view of nature are analyzed. Japanese people are fond of nature and expect to coexist and live in harmony with nature, which is the core of Japanese people’s view of nature. On the other hand, through the natural changes, Japanese people can feel the changes of the four seasons and the rise and fall of natural things. With such a view of nature, the “mono no aware” aesthetic consciousness is bred. Moreover, many works pertaining to “blossoms fall and leaves scatter (the evanescence (impermanence) of worldly things)” have been created in literatures.
In Chapter 2, Japanese people’s mindset of patience was analyzed. The view of life as impermanence in Buddhism has penetrated the spiritual awareness of the Japanese. They manage to cope with a calm attitude even in the face of misfortune or difficulty. They perceive dying as something that just is. Additionally, Japanese people also believe “fate is in the hands of the heavens”. They contemplate on all things from destiny and fate orientations. Therefore, the “desisting” mindset often exists in their hearts. With such a realization, Japanese people do not ask for perfection but pursue the beauty of incompleteness. In the Japanese tea ceremony, the aesthetic consciousness of idling best manifests this beauty of incompleteness.
In Chapter 3, the origin of samurai warriors and the historical evolution of Bushido (the way of warriors) are explored. When it comes to Bushido, the realization of death rises before a samurai warrior’s mind. Samurai warriors who have come to a realization about death pursue a value greater than life itself. The attitude of “doing what should be done without any regard for one’s own life” is a very important for Samurai warriors. From the proverb “Japanese cherry blossoms (sakura) are the best among all flowers; Samurai warriors are the best among all people”, it can be seen that Japanese cherry blossoms and samurai warriors share similarities. Just as Nitobe Inazo put it, “Japanese cherry blossoms symbolize Bushido”. To a samurai warrior who has come to a realization of death, the blooming and withering of Japanese cherry blossoms is the aesthetic ideal of heroically sacrificing one’s life. Japanese cherry blossoms, samurai warriors, and death are closely linked and inseparable. The aesthetic of action by Japanese samurai warriors can be said to be the aesthetic of death.
第三語言摘要 美意識とは、美的な対象を受容し、また創造する精神の態度において働く意識である。日本は古代から、中国文化や仏教思想などを取り入れ、日本の伝統的な文化と融合し、独自の文化を発展してきたのである。そして、日本人は独特な美意識を生み出した。
本稿の論述の目的は、日本人の自然観、運命観、死生観の考察を通して、日本人の美意識を理解することにある。まず序論の先行研究で諸先学の研究を踏まえて、日本人の美意識を概観する。第一章では、日本の自然を述べ、そして、日本の自然は日本人の自然観にどのように影響を与えたかを分析する。日本人が自然を愛し、自然との一体感、自然との共存を意図して、自然との調和を目指そうとしている。これは、日本人の自然観の中核を成すものである。一方、日本人は自然の変化の中で、四季を感じて、自然の隆盛、凋落を感受する。このような自然観の中に、「あわれ」の美意識が孕まれ、そこから「飛花落葉」の文学が生まれ育ったことがわかる。
第二章において、日本人の忍従的な心理を分析する。仏教の無常観の受容で、日本人はどのような不幸や困窮に遭っても、冷静な態度を持ち、死亡に面しても、日常的なこととして向き合おうとしている。また日本人が「運は天にあり」という考え方を持っている。世間のことに対して、それを運命、宿命と考えて、あきらめるしかないどいう考えを常に心の中に置いておくのである。こうして、日本人は完璧な美をもとめず、不完全な美を追求する。日本の茶道に見られる、わびの美意識は最もそれを表現することができるものである。
第三章では、まず武士の起源を明らかにし、そして、武士道概念の歴史の変遷を論述する。武士道といえば、死に対する覚悟がすぐに思い浮かぶ。なぜなら、死の覚悟を抱く武士にとって、生命よりも価値高いものがあるからである。生死を度外視し、いまの自分がやるべきことを成し遂げるべきだという心構えがなによりも大切なものである。「花は桜木、人は武士」という言葉から、桜と武士の間に似たところが見られる。新渡戸稲造が言ったように、桜は武士道の象徴である。桜はぱっと咲いてぱっと散る潔さで、いつも死ぬことを覚悟する武士にとって、理想的な美をただよわせるものにほかならない。桜と武士と死、この三者の間には密接な関連があり、互いに強く作用しあった結果、武士の行動美学が現れてくる。こうした散華の美学、滅びの美学が日本独特な美意識の顕現にほかならないといえるのである。
論文目次 目次
序論..............................................   1
第一節 研究動機と目的............................   1
第二節 先行研究..................................   3
第三節 研究方法と本論文の構成....................  6
第一章 自然観とその周辺..........................  8
序................................................  8
第一節 日本の自然環境と風土...................... 8
第二節 日本人の自然観............................ 16
第三節 自然観に基づいた日本人の美意識............  24
結語..............................................  33
第二章 運命観とその周辺..........................  35
 序..............................................  35
第一節 日本人の忍耐心理..........................  36
第二節 日本人の運命観............................  43
第三節 運命観に基づいた日本人の美意識............  50
結語..............................................  58
第三章 死生観とその周辺..........................  60
序................................................  60
第一節 武士の誕生................................  61
第二節 武士道と死の覚悟..........................  68
第三節 武士の死生観から見た美意識................  76
結語..............................................  86
結論..............................................  89
参考文献..........................................  95
參考文獻 参考文献
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安部能成(1923)「震災と都会文化」『思想』岩波書店
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齋藤緑雨(1966)『齋藤緑雨集』筑摩書房
吉村茂樹(1966)『院政』至文堂
岡見正雄・赤松俊秀校注(1967)『愚管抄』岩波書店
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石川淳編(1970)『本居宣長』中央公論社
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佐佐木綱 巻上安爾 竹林征三 廣川勝美 神尾登喜子(1997)『景観十年風景百年風土千年』教文堂
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久保田淳・山口明穂校注(1998)『六百番歌合』岩波書店
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五味文彦・高埜利彦・鳥海靖編(2002)『詳説日本史研究』山川出版社
坂井宏先発行(2002)『総合百科事典ポプラディア』ポプラ社
田中裕校注(2002)『世阿弥芸術論集』新潮社
市古貞次訳(2003)『平家物語①』小学館
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峯村文人校注(2003)『新古今和歌集』小学館
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芳賀綏(2004)『日本人らしさの構造─言語文化論講義』大修館書店
松村明・三省堂編修所編(2006)『大辞林第三版』三省堂
桑子敏雄(2008)『日本文化の空間学』東信堂
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エドゥアルド・スエンソン著、長島要一訳(2010)『江戸幕末滞在記』講談社
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北影雄幸(2012)『桜と武士道』勉誠出版
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笠谷和比古(2014)『武士道 侍社会の文化と論理』NTT出版
志賀重昂(2014)『新装版日本風景論』講談社
川端康成(2015)『美しい日本の私』KODOKAWA
松浦光修編訳(20015)『留魂録』PHP研究所
和辻哲郎(2015)『風土―人間学的考察』岩波書店
笠谷和比古(2017)『武士道の精神史』精興社
川端康成(2019)『古都』新潮社

二、 英語の書籍(刊行年代順)

Clyde Kluckhohn AND Henry A. Murray(1954)『Personality IN NATURE,SOCIETY, AND CULTUE』ALFRED‧A‧KNOPF

三、 学術論文(日本語)

吉田喜久子(2011)「科学技術文明と日本人の自然観」『人間と環境』2所収 人間環境大学人間環境学部紀要
清水徳蔵(1990)「日中の死生観比較考―異文化への日中の対応比較(3)」『アジア研究所紀要 17巻』所収 亜細亜大学アジア研究所

四、 ネット記事

上村春樹カタルーニャ国際賞スピーチ全文
https://www.kakiokosi.com/share/world/183(2019/1/31にアクセス)

ニッポン放送の記事「東京都指定有形文化財・百段階段に百段目は…ない」http://www.1242.com/lf/articles/144210/?cat=life&feat=%e3%81%97%e3%82%83%e3%83%99%e3%83%ab%e7%b7%a8%e9%9b%86%e9%83%a8(2019/3/24にアクセス)
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