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系統識別號 U0002-2202201815204900
中文論文名稱 『海角七號』的中日字幕翻譯策略研究―以難譯為中心―
英文論文名稱 A Study of the Translation Strategies of Chinese to Japanese Subtitle on the Movie” Cape No. 7”―with the Basis of the Translation Difficulties―
第三語言論文名稱 『海角七号』の中日字幕翻訳のストラテジー研究―難訳を中心に―
校院名稱 淡江大學
系所名稱(中) 日本語文學系碩士班
系所名稱(英) Department of Japanese
學年度 106
學期 1
出版年 107
研究生中文姓名 徐易
研究生英文姓名 Yih Hsu
學號 604100031
學位類別 碩士
語文別 日文
口試日期 2017-12-27
論文頁數 72頁
口試委員 指導教授-林寄雯
委員-內田康
委員-高淑玲
中文關鍵字 字幕翻譯  翻譯策略  中日對譯  文化詞  中日字幕 
英文關鍵字 subtitle translation  translation strategies  Chinese-Japanese translation  cultural word  Chinese-Japanese subtitle 
第三語言關鍵字 字幕翻訳  翻訳ストラテジー  中日対訳  文化用語  中日字幕 
學科別分類
中文摘要 本論文以2008年魏徳聖導演的作品『海角七號』為研究對象。當時的台灣電影市場正處長期低迷的時期,該作品在台灣電影票房史上創下5.3億元的記錄,僅次於冠軍『鐵達尼號』,被視為臺灣電影的奇蹟。本論文取『海角七號』中的中文原文字幕,與日文版的字幕對照,研究譯者對應不同的場面或語彙,使用的翻譯策略有何不同。
本論文的構成如下。首先在序論中介紹本論文的目的、背景與研究方法。第一章先行研究中概觀字幕翻譯的背景,考察翻譯時所採用的各種學說,以及各位學者的翻譯策略。第二章探討作品的背景,定義本論文中分析的研究對象。第三章以第一章的先行研究為基礎,定義分析所採取的方法。本論文以Gottlieb的翻譯策略為基準,選取電影『海角七號』中翻譯困難的台詞,並分為「直譯困難的台詞」與「含有幽默的台詞」二大類,進行分析研究。第四章中對照翻譯策略,將台詞分為「換句話說」、「模仿」、「壓縮」、「刪除」、「放棄」、「移轉」共六大類,考察各個台詞使用該當翻譯策略的理由。最後為結論。根據前面的分析統計,「直譯困難的台詞」與「含有幽默的台詞」二部分的例子中,明顯可見採用各項翻譯策略的百分比。依據比例數據,探討譯者在遇到與文化相關、不易翻譯的台詞時所採取的翻譯模式為何。
根據本論文的分析結果所得出的結論,遇到台詞含有只有母語人士才能理解的文化要素時,最常採用的翻譯策略為「刪除」、「放棄」、「模仿」。特別是「刪除」與「放棄」這兩項,分別占了總體約三分之一的比率。而筆者推測,採取此種翻譯策略的原因則是由於基於文化的不同,使得知識背景互不共通,即使照本翻譯,觀眾也很難理解之中的意思。另外,字幕翻譯受限於字數的限制,在有限的字數內補充說明幾乎是不可能的。因此在遇到此種台詞時,譯者多採用「放棄」,使用與原文完全不同的新台詞。抑或採用「刪除」,以達到字幕注重簡潔的目的。
字幕翻譯的功用在於幫助觀眾理解電影的劇情,因此即使失去原文中的某些要素,只要能夠理解整體劇情,並享受整部電影,即可說是達成了其目的。
今後的課題為,深入分析因應各種要素所採用的翻譯策略與其要因,探究採用此種翻譯手法的理由,以建立今後字幕翻譯的參考標準。
英文摘要 Movie, Cape No. 7, was produced in 2008 by director Wei Te-Sheng. This movies earned the 2nd highest box office sale in Taiwan at that time. This thesis studies the translation strategies of, Cape No. 7, by comparing the Chinese subtitle to Japanese subtitle, analyzing six translation methods used by the translator, and then identifying the factors impacting the translator’s strategies in Cape No. 7.
Following is the structure of the Thesis. First, the introduction includes research background, purpose and methods. Chapter one investigates subtitle translation in previous studies, the theories been taken when translating, and mentions the translation strategies pointed out by several scholars. Chapter two deals with the definition of” difficult subtitle” while translating. Chapter three defines the method of analysis based on the previous studies mentioned in chapter one.
The thesis is based on Gottlieb’s translation strategies: identify difficult subtitles, and then assign these subtitles to two groups: subtitles with difficulties to translate word by word and subtitles with humorous content. Chapter four studies the translator’s strategies by assign each of the two previously established groups to six methods: paraphrase, imitation, condensation, deletion, resignation and resignation”. Then, percentage for each methods is calculated. The result is analyzed. The factors which influence the translator’s strategies in difficult situations are identified.
The thesis has identified that culture is one of the factors influencing the translator’s strategies. Culture plays a role for certain contents that only native language speaker understand. In this situation, the strategies most offend used are deletion, resignation and imitation. Deletion and resignation, each accounts for about 1/3 of all. The explanation of using these two methods more than the others are: Due to the culture difference, the ability of understanding certain contents is limited if using literal translation. Furthermore, an additional interpretation is almost impossible due to the limit of number of words.
The goal of subtitle translation is to help the viewer to understand the story as a whole. Thus, the strategies are justified even some elements in the original text are lost.
第三語言摘要 本論文は台湾映画を好調に転じたきっかけとなった、2008年の魏徳聖監督の作品『海角七号』(日本では『海角七号君想う、国境の南』)を分析の対象とした。『海角七号』の中にある字幕を研究データとして、それぞれの場面や語彙に応じてどのような翻訳ストラテジーが用いられたほうが多いかを明らかにする研究である。
本論文の構成は以下の通りである。まず、序論は本論の目的と背景、研究方法に言及する。第一章では、字幕翻訳の背景を概観し、翻譯の際に用いられる各論説、諸学者の翻訳ストラテジーを考察し、次章の分析方法に繋がる。第二章では、研究する作品の背景と分析の対象になるものを定める。第三章では、分析の方法を定める。Gottliebの字幕翻訳ストラテジーモデルを土台にするうえで、映画『海角七号』の中にある字幕を、翻譯しにくいセリフだけを抽出し、「直訳し難いセリフ」と「ユーモアを含めたセリフ」に分けられ、分析を進めていく。第四章では、「言い換え」、「模倣」、「圧縮」、「削除」、「放棄」、「転移」、この六つの字幕翻訳ストラテジーに当てはまるセリフを分け、それぞれ該当ストラテジーを用いる理由を考察する。最後は結論とする。明らかになった「直訳し難いセリフ」と「ユーモアを含めたセリフ」それぞれ用いた翻訳ストラテジーの比率を分析し、文化にかかわる翻訳し難いセリフにあったときの訳者の対処パターンを分析する。
本論文の分析により出した結論は、母語話者しか理解しない文化要素を含めたセリフの翻訳ストラテジーとして「放棄」、「削除」と「模倣」が一番多く使われることが分かった。特に「放棄」と「削除」がそれぞれ全体の三分の一を占めていることが明らかになった。その理由としては、異なる文化による知識的背景が共通しないため、翻譯しても視聴者の理解を得ることが難しいからである。また、字幕翻訳は限られた字数のなかに相当なる知識を補完することがほぼ不可能なことにより、全く別の表現を使う「放棄」と、字幕の簡潔に重視する「削除」が最も使用されることになると推測される。
字幕翻訳の役割は映画のストーリーを視聴者に理解させるものであるため、多少失われる要素があるとしても、映画のストーリーを理解したり、楽しんだりすることは可能であれば目的に達すると言えよう。
今後の課題は、各要素に応じて翻訳ストラテジーが採用される要因をさらに分析し、その理由を明らかにし、今後の字幕翻訳に参考できる基準を作ることである。
論文目次 目次
序論 1
第一節 研究の目的と背景 1
第二節 研究方法 2
第三節 論文の構成 3
第一章 先行研究 4
第一節 翻譯の基本 4
一、語句を変える 5
二、説明を加える 5
三、表現を省く 5
第二節 映像翻訳 6
第三節 字幕翻訳の特徴 7
一、字幕翻訳の作業工程 8
二、字幕翻訳の制限 8
三、原文に忠実 10
第四節 文化に関わる翻訳 11
一、越えられない文化の壁 12
二、文化に関わる語彙 14
第五節 意訳と誤訳 16
第六節 字幕翻訳で失われる要素 17
第七節 字幕翻訳のストラテジー 18
一、翻訳ストラテジーの諸学説 18
二、Gottliebの字幕翻訳ストラテジーモデル 19
第二章 作品の分析 22
第一節 作品背景 22
第二節 分析の対象 23
第三章 分析の方法と用例 24
第一節 直訳し難いセリフ 25
第二節 ユーモアを含めたセリフ 29
第三節 用例分析一覧 33
一、直訳し難いセリフ 33
二、ユーモアを含めたセリフ 54
第四章 分析実例 59
第一節 言い換え 59
第二節 模倣 60
第三節 圧縮 61
第四節 削除 62
第五節 放棄 63
第六節 転移 65
結論 66
参考文献 69
付録 72

表目次
表1 様々な翻訳ストラテジー論 19
表2 Gottliebの字幕翻訳ストラテジーモデル 20
表3 分析用表 24
表4 直訳し難いセリフ一覧 25
表5 直訳し難いセリフの用いた翻訳ストラテジー統計表 28
表6 ユーモアを含めたセリフ一覧 29
表7 ユーモアを含めたセリフの用いた翻訳ストラテジー統計表 32
表8 全ての例の用いた翻訳ストラテジー統計表 66

図目次
図1 29
図2 33
図3 68
參考文獻 参考文献

映像資料
魏徳聖(監督・脚本・製作)(2008)『海角七号』DVD
魏徳聖(監督・脚本・製作)(2008)『海角七号 君想う、国境の南』DVD

書籍
安西徹雄、井上健、小林章夫(2005)『翻訳を学び人のために』世界思想社
芳賀徹(2000)『翻訳と日本文化』山川出版社
陳定安編著(1992)『翻譯精要』臺灣商務印書館
野崎歓(2013)『文学と映画のあいだ』東京大学出版会
ジェレミー・マンデイ(2009)『翻訳学入門』株式会社みすず書房
ベイカー,M.&サルダーニャ,G.編集 藤濤文子監訳(2013)『翻訳研究のキーワード』研究社
太田直子(2013)『字幕屋のニホンゴ渡世奮闘記』岩波書店
中村保男(1983)『翻訳はどこまで可能か―日本語と英語のダイアローグ』ジャパンタイムズ
辻由美(1995)『世界の翻訳家たち―異文化接触の最前線を語る』新評論
バベルプ・レス編(1998)『初めて学ぶ人のための映像翻訳超入門』バベル・プレス
広田紀子(2007)『翻訳論―言葉は国境を越える』上智大学出版
齊藤美野(2012)『近代日本の翻訳文化と日本語―翻訳王・森田思軒の功績』ミネルヴァ書房
野原佳代子(2014)『ディスカッションから学ぶ翻訳学』三省堂
柴田武(1967)『誤訳 : ほんやく文化論』三省堂
中村保男(1983)『翻訳はどこまで可能か : 日本語と英語のダイアローグ』ジャパンタ
イムズ
辻由美(1995)『世界の翻訳家たち : 異文化接触の最前線を語る』新評論
山崎剛太郎(2003)『一秒四文字の決断 : セリフから覗くフランス映画』春秋社
Yves Gambier, Henrik Gottlieb(2001)『(Multi)media translation : concepts, practices, and research』Amsterdam ; Philadelphia : J. Benjamins
太田直子(2007)『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』光文社
齊藤美野(2012)『近代日本の翻訳文化と日本語 : 翻訳王・森田思軒の功績』ミネルヴァ書房
岡枝慎二(1988)『スーパー字幕入門 : 映画翻訳の技術と知識』バベル・プレス
藤濤文子(2007)『翻訳行為と異文化間コミュニケーション―機能主義的翻訳理論の諸相』松籟社
ガブリエラ・サルダーニャ編、藤濤文子監訳(2013)『翻譯研究のキーワード』研究社
井出祥子・櫻井千佳子(1997)「視点とモダリティの言語行動」田窪行則 編『視点と言語行動』くろしお出版

論文
河原清志(2014)『翻訳ストラテジー論の批判的考察』『翻訳研究への招待』第12号、日本通訳翻訳学会翻訳研究育成プロジェクト(編)
保坂敏子(2016)『字幕翻訳で失われる要素―言語教育との関わりを考える―』慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター紀要『日本語と日本語教育』 No.44
小谷康子(2004)『日本映画における英・仏・伊の文化認識の相違がもたらす字幕のずれ―文化的視点による字幕分類モデルの提示―』立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程
李道明(2001)『驀然回首-台灣電影一百年』『歷史月刊』158期P41 – 51
蔡宗樺(2008)『字幕翻譯中的文化詞語和語言幽默翻譯策略:以美國喜劇影集「六人行」為例』
陳薏如(2014)『從德國功能翻譯理論看台灣電影「艋舺」之中德字幕翻譯』
陳昱璇(2014)『透過字幕翻譯探討國臺語和英語文化衝擊之交錯影響-以國片<父後七日>為例』
羅玉潔(2009)『電影字幕中的粗話翻譯策略:以美國電影「男孩我最壞」為例』
邱榮金(2008)「翻譯と文化的認知との関連性について」台灣日本語文學報23 P113-130
中川裕(2017)「グイ・ガナ語の『食べる』と温度語彙」『FIELDPLUS』東京外国語大学出版会P6-7

インターネット資料
文化部臺灣文化工具箱-臺灣電影簡史
https://toolkit.culture.tw/content_133.html(2016/11/2)
台湾映画をミュージカル化 宮本亜門さん、中国語で初挑戦 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/160829/wor1608290040-n1.html(2016/10/25)
藤田明良(天理大学教授)「日本の媽祖信仰と南薩摩の媽祖像」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~a-fujita/maso1.htm (2017/11/15)
論文使用權限
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