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系統識別號 U0002-1707201312523800
中文論文名稱 谷崎文學裡所蘊含之美學及其身體之意義─以《刺青》《痴人的愛》《春琴抄》為例─
英文論文名稱 The Meaning of Aesthetics and Body in Tanizaki Literature ─ Focusing on “Shisei”, “Chijin no Ai” and “Syunkinsyou” ─
第三語言論文名稱 谷崎文学における美学及び身体の意味─「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」を中心に
校院名稱 淡江大學
系所名稱(中) 日本語文學系碩士班
系所名稱(英) Department of Japanese
學年度 101
學期 2
出版年 102
研究生中文姓名 王則仁
研究生英文姓名 Tse-Jen Wang
電子信箱 takeshi-99@hotmail.com
學號 600100357
學位類別 碩士
語文別 日文
口試日期 2013-06-19
論文頁數 121頁
口試委員 指導教授-彭春陽
委員-管美燕
委員-內田 康
中文關鍵字 谷崎潤一郎  身體論  陰翳美  男性中心主義  女性主義 
英文關鍵字 Junichiro Tanizaki  Body Theory  Beauty of Shadows  Androcentrism  Feminism 
第三語言關鍵字 谷崎潤一郎  身体論  陰翳の美  男性中心主義  フェミニズム 
學科別分類
中文摘要 本論文的目的為探討谷崎潤一郎文學裡的所蘊含之美學及其身體之意義,研究對象為《刺青》《痴人的愛》《春琴抄》這三部作品來進行考察。
首先,在要導入身體論來探討谷崎潤一郎的《刺青》《痴人的愛》《春琴抄》這三部作品之前,必須要先介紹身體論的由來以及內容。因此在第一章當中,根據湯淺泰雄的分析,分別介紹了日本的身體論以及西洋的身體論。並比較其身體論所注重的論點。
其次,在第二章的內容當中,將「女性崇拜」的特徵分成(一)受虐傾向、(二)腳的特徵、(三)白色的意義,這三個要素來探討。最重要的是(三)白色的意義這個要素。在經過了《刺青》《痴人的愛》《春琴抄》這三部作品的變化,可以發現《春琴抄》是最凸顯白色的作品。在凸顯白色的這個要素的過程中,伴隨發現的是陰翳之美。而為了證明谷崎潤一郎是否在《春琴抄》裡發現了陰翳之美,因此引用在《春琴抄》之後所創作的《陰翳禮讚》,來考察谷崎潤一郎是否在《春琴抄》中發現了陰翳之美。
在第三章所引用的市川浩的「身為錯綜體之身體」之理論來探討《刺青》《痴人的愛》《春琴抄》當中,可以發現《刺青》《痴人的愛》《春琴抄》裡登場之男性擁有男性中心主義之思想;而女性是表現出跟反對男性中心主義之女性解放運動的觀點有相同之處。透過身體論的觀點來探討《刺青》《痴人的愛》《春琴抄》這三部作品當中,男性中心主義及女性解放主義之概念是互相並存在《刺青》《痴人的愛》《春琴抄》這三部作品當中。
英文摘要 The purpose of this paper is to explore the themes, Aesthetics and the Body Theory, which has been embodied in the literatures of Jun’ichiro Tanizaki. These themes will be discussed in particular to Tanizaki’s three literature, “Shisei”, “Chijin no Ai” and “Syunkinsyou”.
Firstly, the origin and the significance of the Body Theory will be discussed before applying them to the literature, “Shisei”, “Chijin no Ai” and “Syunkinsyou”. Hence, in the first chapter, the Body Theory of Japan and that of the Western will be introduced and contrasted in accordance with Yasuo Yuasa’s analysis.
Secondly, the characteristic of “Woman’s Adoration” will be discussed and explore in three different themes, Masochism, Fetishism, and The Significance of Fairness. Of which, The Significance of Fairness is the most important theme. After going through the turns of events in “Shisei”, “Chijin no Ai” and “Syunkinsyou”, it can be observed that The Significance of Fairness is most prominent in “Syunkinsyou”. During the process of emphasizing The Significance of Fairness in “Syunkinsyou”, the Beauty of Shadows is found to be related and accompany this theme closely. In order to find out if Jun'ichirō Tanizaki discover the Beauty of Shadows in “Syunkinsyou”, his later works “In Praise of Shadows”is referred to and explored.
Lastly, when adapting Hiroshi Ichikawa’s theory of “’Body as Intricate Body’’ to explore “Shisei”, “Chijin no Ai” and “Syunkinsyou” in the third chapter, it is discovered that Androcentrism and Feminism are embodied in the characters of the literatures. From the discussion of the Body Theory in exploring the themes in “Shisei”, “Chijin no Ai” and “Syunkinsyou”, it can be observed that Androcentrism and Feminism exist in these three literatures simultaneously.
第三語言摘要  本論文の目的は谷崎文学における美学及び身体の意味を探求し、『刺青』、『痴人の愛』、『春琴抄』を研究対象として考察するものである。
 まず、身体論を通して、谷崎潤一郎の『刺青』、『痴人の愛』、『春琴抄』を考察する前に、身体論に関する由来及び内容について、紹介しなければならないのである。そのため、第一章の内容において、湯浅泰雄の分析した結果により、日本の身体論と西洋の身体論を分別に紹介し、その日本の身体論と西洋の身体論の強調している論点を比較しようとする。
 次に、第二章の内容において、「女性崇拝」という特徴を三つの要素に分けられた。(一)マゾヒズム(二)足の特徴(三)色白の意義という要素である。そして、その三つの要素の中に最も重要なのは(三)色白の意義という要素である。『刺青』、『痴人の愛』、『春琴抄』という三つの作品の変化を通して見ると、『春琴抄』は最も白を引き出す作品であることを発見した。それにとどまらず、『春琴抄』でも陰翳の美を発見した。果たして、『春琴抄』では陰翳の美を発見したかどうかについて、『陰翳礼賛』という作品を用い、考察を行うことにする。
 そして、第三章の内容において、市川浩の「錯綜体としての身体」という身体論の論点を借用し、『刺青』、『痴人の愛』、『春琴抄』を探求する。その考察した結果は『刺青』、『痴人の愛』、『春琴抄』に登場した男性が男性中心主義という考えを所有していると同時に、登場した女性がフェミニズムの集団の訴求と呼応していることがわかった。つまり、身体論の観点を通して『刺青』、『痴人の愛』、『春琴抄』を考察してみると、男性中心主義とフェミニズムという二要素は『刺青』、『痴人の愛』、『春琴抄』に同時に存在していることがわかった。
論文目次 目次
序論 1
第一節 研究動機 1
第二節 先行研究 4
第三節 研究対象及び研究内容 10
第一章 身体論の概論 11
第一節 はじめに 11
第二節 日本の身体論についての概論 13
第三節 西洋の身体論についての概論 23
第四節 おわりに 30
第二章 谷崎文学における美学 33
第一節 はじめに 33
第二節『刺青』における女性像 34
(一)『刺青』に見られるマゾヒズム 34
(二)『刺青』における足の特徴 38
(三)『刺青』における色白の意義 40
第三節『痴人の愛』における女性像 41
(一)『痴人の愛』に見られるマゾヒズム 42
(二)『痴人の愛』における足の特徴 48
(三)『痴人の愛』における色白の意義 52
第四節『春琴抄』における女性像 60
(一)『春琴抄』に見られるマゾヒズム 60
(二)『春琴抄』における足の特徴 65
(三)『春琴抄』における色白の意義 66
第五節 谷崎文学における陰翳美 67
第六節 おわりに 72
第三章 『刺青』、『痴人の愛』、『春琴抄』における「身体」の意味 74
第一節 はじめに 74
第二節 「錯綜体としての身体」についての説明 74
第三節 男性の角度から見る「錯綜体としての身体」 78
(一)『刺青』の刺青師清吉から 78
(二)『痴人の愛』の河合譲治から 81
(三)『春琴抄』の佐助 86
第四節 女性の角度から見る「錯綜体としての身体」 90
(一)『刺青』の娘から 95
(二)『痴人の愛』のナオミから 96
(三)『春琴抄』の春琴から 101
第五節 おわりに 104
結論 110
テキスト 117
参考文献(著者名五十音順) 117

表目次
表 1 谷崎潤一郎の文学的活動の時期 4
表 2 河合譲治とナオミとの同棲生活 49
表 3 河合譲治の「身体」の分節化による場面 82
表 4 フェミニズムの時期および内容 91

圖目次
図 1 西田幾多郎の指摘した身体と世界との関わり 21
図 2 『刺青』、『痴人の愛』、『春琴抄』の三つの作品の世界の構成 77
図 3 『刺青』に現れる「錯綜体としての身体」 81
図 4 フェミニズム運動の過程 93





參考文獻 テキスト

谷崎潤一郎(1982)『谷崎潤一郎全集 第一巻』中央公論社
谷崎潤一郎(1982)『谷崎潤一郎全集 第十巻』中央公論社
谷崎潤一郎(1982)『谷崎潤一郎全集 第十三巻』中央公論社
谷崎潤一郎(1982)『谷崎潤一郎全集 第十九巻』中央公論社
谷崎潤一郎(1982)『谷崎潤一郎全集 第二十巻』中央公論社
谷崎潤一郎(1982)『谷崎潤一郎全集 第二十五巻』中央公論社

参考文献(著者名五十音順)

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西田幾多郎著 上田閑照発行(1988)『論理と生命 他四篇』岩波書店
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三、ネット資料
芦屋市谷崎潤一郎記念館
http://www.tanizakikan.com/history_sum.html#2012(2012年9月14日閲覧)
論文使用權限
  • 同意紙本無償授權給館內讀者為學術之目的重製使用,於2013-07-29公開。
  • 同意授權瀏覽/列印電子全文服務,於2013-07-29起公開。


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