淡江大學覺生紀念圖書館 (TKU Library)
進階搜尋


下載電子全文限經由淡江IP使用) 
系統識別號 U0002-1501201720061500
中文論文名稱 宮崎駿原作動畫與泛靈論
英文論文名稱 A discussion of Hayao Miyazaki’s Animations And Animism
第三語言論文名稱 宮崎駿原作アニメ映画とアニミズム
校院名稱 淡江大學
系所名稱(中) 日本語文學系碩士班
系所名稱(英) Department of Japanese
學年度 105
學期 1
出版年 106
研究生中文姓名 黃雅婷
研究生英文姓名 Ya-Ting Huang
學號 602100256
學位類別 碩士
語文別 日文
口試日期 2017-01-12
論文頁數 100頁
口試委員 指導教授-劉長輝
委員-陳伯陶
委員-馬耀輝
中文關鍵字 宮崎駿  泛靈論  環境保護  民俗信仰  自然 
英文關鍵字 Hayao Miyazaki  animism  environmental protection  Folk Religion  nature 
第三語言關鍵字 宮崎駿  アニミズム  環境保護  民俗信仰  自然 
學科別分類
中文摘要 本論文以宮崎駿原作動畫為中心,探討其世界觀中的泛靈論思想,以及該思想在作品中所蘊含的意義。文中所指泛靈論,亦稱萬物有靈論,是一種相信天下萬物皆有靈魂寄宿其中的信仰型態。研究範圍以《風之谷》、《龍貓》、《魔法公主》、《神隱少女》、《懸崖上的波妞》等五部作品為主,輔以《天空之城》與《紅豬》兩作品進行探討。
首先論述各作品世界觀中的泛靈論表現,分為信仰以及異界兩個主題,接著研究各作品中神靈、精靈、妖怪等泛靈論相關角色的性質以及角色背後存在的意義,然後探討人類與泛靈論相關角色的關聯性,分為神靈的消逝與環境保護兩大主題。
從宮崎駿原作動畫的世界觀來看,可以瞭解其中富含信仰、異界、泛靈論相關角色等要素。從民俗信仰表現來看,有祝詞、言靈、依代等元素,以及神道、佛教的思想在其中。但比起宗教信仰本身,世界觀中更強調的是人與自然的關係,這種融合信仰以及人與自然關係的表現,以泛靈論來論述是較為適切的。而提到人與自然的關係,不免讓人聯想到環境保護,本論文中針對宮崎駿原作動畫作品中環境保護的概念做了探討,作中表現出的環境保護概念與泛靈論相互連結,結合宮崎駿本身的論述,得出作品中泛靈論思想表現出的核心概念為人與自然共生的結論。
英文摘要 This thesis attempt to explore the animist worldview of Hayao Miyazaki animated films. Focusing on the " My Neighbor Totoro", "Princess Mononoke", "Spirited away", "Ponyo", and also taking "Nausicaä of the Valley of the Wind", "Castle in the sky", "PorcoRosso"as reference, We try to discuss the animism of Hayao Miyazaki animated films.
The thesis is composed of three chapters. In the first chapter it indicates the animist worldview in each Hayao Miyazaki animated works. And the animist worldview of Hayao Miyazaki animated works can be divided into two subjects, belief and underworld. The next chapter will analysis representative figures of animism. Such as God, fairy, devil, etc. We try to find out the characteristic and meaning of existence of these characters. Finally, we attempt to explore the relationship between human and these characters. It can be divided into two subjects, one is extinction of God, another is environmental protection.
By these steps, we can find out the animist worldview of Hayao Miyazaki animated films consists of several elements such as"belief", "underworld", "figures of animism",etc. And from the viewpoint of folk religion we also can explore the elements of "norito", "kotodama", "yorishiro". And it also includes Shinto ideology,Buddhist ideology. But the most important thing is the relationship between people and nature. The only one suitable word to describe this link is animism. This link also reminds us about the core of Hayao Miyazaki animated films which is environmental protection.
第三語言摘要 本稿の目的は、宮崎駿原作アニメの世界観におけるアニミズム的描写に込められたメッセージを究明する。また、本稿におけるアニミズムというのは、あらゆるものに霊的存在が宿っているのを認め、それらを信仰するという現象である。そして、本稿の研究範囲は、宮崎駿の『となりのトトロ』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『崖の上のポニョ』の四つの作品をメイン研究対象として取り上げ、他に『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『紅の豚』をも補足として加えて考察する。
研究方法について、まず、各作品の世界観におけるアニミズム表現について、信仰と異界の二つのテーマに分けて論じていく。次に、研究対象の作品から神々・精霊・もののけなどアニミズム的キャラクターを取り上げ、考察を行う。続いて、各作品に描いたアニミズム的存在と人間の繋がりについて、神々の零落と環境保護の二つのテーマに分けて論述する。
宮崎アニメの世界観には、民俗的信仰表現、異界、アニミズム的存在などの要素が溢れている。民俗的信仰表現について、祝詞、言霊、依代などの表現があり、あるいは神道や仏教の思想がある。とはいえ、それらの表現や思想は、宗教性というより、人間と自然の関係性の方が強調されていると言えよう。そういう信仰や人間と自然を融合した表現は、アニミズムとして論ずるのは適切である。そして、人間と自然の関係性というと、環境保護にも繋がってくる。本稿では、宮崎駿原作アニメの世界観における環境保護の思想を探り、それをアニミズムと結び付け、また宮崎駿自身の論述も加えて、アニミズム的描写に込められたメッセージの真意を見つけた。それが人間と自然の共生なのである。
論文目次 目次

序論 1
第一章 その原作物語の世界観におけるアニミズム的表現 6
はじめに 6
第一節 信仰表現 6
一、『風の谷のナウシカ』における自然を大切にする行為 7
二、『となりのトトロ』における日本民俗信仰 9
三、『もののけ姫』における神と信仰 11
四、『千と千尋の神隠し』における失われた信仰心 15
五、『崖の上のポニョ』における人間と自然の距離 18
第二節 異界 20
一、『風の谷のナウシカ』における腐海 20
二、『となりのトトロ』におけるトトロの森 21
三、『紅の豚』における雲の平原 24
四、『もののけ姫』におけるシシ神の森 26
五、『千と千尋の神隠し』におけるトンネルの向こう 28
六、『崖の上のポニョ』における海 31
おわりに 34
第二章 その原作物語におけるアニミズム的存在 37
はじめに 37
第一節 『風の谷のナウシカ』における知的な王蟲 37
第二節 『となりのトトロ』におけるアニミズム的存在 38
一、森の主であるトトロ 38
二、人を助けたネコバス 42
三、無人の屋敷に住むススワタリ 43
第三節 『もののけ姫』におけるアニミズム的存在 45
一、タタリ神となった猪 45
二、役に立たないコダマ 48
三、正気を失った猩々 51
四、やさしくて狂暴なモロ 53
五、シシ神の正体 56
第四節 『千と千尋の神隠し』におけるアニミズム的存在 61
一、川神の零落 61
二、見える価値に執着する者 64
三、宮崎が理解している八百万神 67
第五節 『崖の上のポニョ』におけるアニミズム的存在 69
一、女性原理によって行動するポニョ 69
二、海と母 70
おわりに 71
第三章 アニミズム的存在と人間との繋がり 74
はじめに 74
第一節 神々の零落 74
一、「神」と「妖怪」 74
二、物語における神々の零落 77
三、『もののけ姫』における神殺し 81
第二節 アニミズムと環境保護 84
一、現代社会における環境の実態 84
二、人間と自然の共生 89
おわりに 94
結論 96
映像テキスト(年代順) 98
参考文献(年代順) 98


表目次
表1:宮崎駿が原作・監督を担当する長編アニメ映画 4
表2:作品の中のアニミズム的存在 5
表3:アニミズム的存在について人間が語った言葉 13
表4:トトロが登場したシーン 40
表5:ネコバスが登場したシーン 42
表6:ススワタリが登場したシーン 43
表7:乙事主が登場したシーン 46
表8:コダマが登場したシーン 48
表9:モロが登場したシーン 53
表10:小松和彦の神と妖怪の定義 75
表11:エボシの発言 81

図目次
図1:依代としての若木 27
図2:ジコ坊が述べたシシ神の棲み家 27
図3:シシ神の池にある島中央の木 28
図4:油屋は擬洋風と日本の伝統的意匠の両方を持っている建物 30
図5:『千と千尋の神隠し』における湯屋の風呂 31
図6:『千と千尋の神隠し』の河の主 63
図7:超越的存在の両面性 75
図8:小松の説において妖怪の定義 76
図9:『千と千尋の神隠し』における河の主の性質的変化 77
參考文獻 小松和彦(1994)『妖怪学新考-妖怪からみる日本人の心』小学館
伊藤幹治(1994)「日本社会におけるアニミズム的汎神論の世界」『日本常民文化紀要』(17)成城大学p.173-202
宮崎駿(1996)『出発点 1979~1996』徳間書店
村武精一(1997)『アニミズムの世界』吉川弘文館
赤田光男(1997)「精霊信仰と俗信」『帝塚山短期大学紀要. 人文・社会科学編・自然科学編』(34)帝塚山大学p.15-27
山田利博(1999)「文学としてのマンガ(2)宮崎駿アニメについて」『宮崎大学教育学部紀要. 人文科学』(86)宮崎大学p.1-11
佐々木隆(2003)『「千と千尋の神隠し」のことばの謎』国書刊行会
保坂幸博(2003)『日本の自然崇拝、西洋のアニミズム――宗教と文明/非西洋的な宗教理解への誘い』新評論
長谷正人(2004)「アニメーションという思想--宮崎駿試論」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』(第1分冊 50)早稲田大学大学院文学研究科p.83-96
角田巖、佐藤崇(2005)「「千と千尋の神隠し」の連接的物語論」『生活科学研究』(27)文教大学p.1-9
日置俊次(2006)「宮崎駿論 : 創造への軌跡」『紀要』(48)青山学院大学p.43-62
藤井佐美(2006)「亀の教え-民間説話「人魚と津波」の視座より-」『尾道大学日本文学論叢』(2)尾道大学日本文学会
日置俊次(2007)「宮崎駿論 : 終わらない物語」『青山スタンダード論集』(2)青山学院大学p.229-273
藤田秀樹(2007)「飛翔する少女メシアと「火」を偏愛する皇女--宮崎駿『風の谷のナウシカ』論」『富山大学人文学部紀要』(46)富山大学人文学部p.143-154
福沢健(2007)「「もののけ姫」の神話的意味」『流通科学研究』6(2)中村学園大学p.64-54
十津守宏(2007)「宮崎駿作品『風の谷のナウシカ』を通して : 環境倫理の今日のあり方についての一考察」『鈴鹿短期大学紀要』(27)鈴鹿大学短期大学部p.21-27
宮崎駿(2008)『折り返し点 1997~2008』徳間書店
角川書店 編(2008)『ジブリの森とポニョの海 宮崎駿と「崖の上のポニョ」』角川書店
米村みゆき(2008)『ジブリの森へ――高畑勲・宮崎駿を読む[増補版]』森話社
福沢健(2008)「共生のはじまり : 「もののけ姫」の神話的意味(補遺)」『流通科学研究』7(2)中村学園大学p.148-143
石上文正(2009)「宮崎アニメにみる「窪地」の意味」『こころとことば』(8)人間環境大学p.1-26
日置俊次(2009)「宮崎駿論 : 『風の谷のナウシカ』から『崖の上のポニョ』へ」『青山スタンダード論集』(4)青山学院大学p.195-244
野村幸一郎(2010)『宮崎駿の地平 広場の孤独・照葉樹林・アニミズム』白地社
浅井千晶(2010)「『崖の上のポニョ』海辺の生命の物語」『千里金蘭大学紀要』(9)千里金蘭大学
高木学(2010)「宮崎駿作品と環境問題をめぐる社会学的試論」『相愛大学研究論集』(26)相愛大学 p.77-93
武部智子(2010)「「もののけ姫」を読む : 「神話」と「人権」的視点から」『甲南国文 = Konankokubun』(57)甲南女子大学p.1-17
九頭見和夫(2011)「日本の「人魚」伝説--「八百比丘尼伝説」を中心として」『福島大学人間発達文化学類論集』(13)福島大学人間発達文化学類
神田より子(2011)「宮崎駿が描く異世界」『人文社会科学研究所年報』(9)敬和学園大学
大東俊一(2011)「日本人の他界観の構造--古代から現代へとつながるもの」『法政哲学』(7)法政哲学会p.13-25
深津容伸(2013)「日本人とキリスト教 -日本人の宗教意識とキリスト教-」『山梨英和大学紀要』(12)山梨英和大学p.1-7
杉田俊介(2014)『宮崎駿論 神々と子どもたちの物語』NHK出版
髙島まり子(2014)「現代に蘇った『緋文字』の「森」<II>『千と千尋の神隠し』の異界について」『鹿児島女子短期大学紀要』(49)鹿児島女子短期大学
芳賀理彦(2014)「アメリカにおける宮崎駿の受容-日本文化と歴史の新しい表象-」『千葉大学比較文化研究』(2)千葉大学文学部p.73-102
馬場綾菜(2014)「宮崎駿の環境映画 : トトロが教えてくれること」『信大国語教育』(24)信州大学国語教育学会p.13-22
加藤廣隆(2015)「カウンセリングにおける宗教性―アニミズム的汎神論的宗教性とトポス―」佛教大学
大喜多紀明(2015)「宮崎駿のアニメーション映画『風の谷のナウシカ』および『天空の城ラピュタ』を題材としての構造分析」『北海道言語文化研究』(13)北海道言語研究会p.103-122
論文使用權限
  • 同意紙本無償授權給館內讀者為學術之目的重製使用,於2017-02-16公開。
  • 同意授權瀏覽/列印電子全文服務,於2017-02-16起公開。


  • 若您有任何疑問,請與我們聯絡!
    圖書館: 請來電 (02)2621-5656 轉 2486 或 來信