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系統識別號 U0002-1402201115320000
中文論文名稱 有吉佐和子作品中的女性相互關係 ―以《紀之川》《香華》《連舞》《亂舞》《母子變容》為中心―
英文論文名稱 The power relationship from Ariyoshi Sawako's literature;mainly with “Kinokawa", “Kouge", “Tsuremai", “Midaremai", “Boshihennyou"
第三語言論文名稱 有吉佐和子作品における女性の力関係 ―『紀ノ川』『香華』『連舞』『乱舞』『母子変容』を中心に―
校院名稱 淡江大學
系所名稱(中) 日本語文學系碩士班
系所名稱(英) Department of Japanese
學年度 99
學期 1
出版年 100
研究生中文姓名 梁齡元
研究生英文姓名 LING-YUAN LIANG
學號 695100015
學位類別 碩士
語文別 日文
口試日期 2011-01-12
論文頁數 172頁
口試委員 指導教授-曾秋桂
委員-林雪星
委員-彭春陽
中文關鍵字 有吉佐和子  家族  女性  相互關係  對立  和解  共生 
英文關鍵字 Ariyoshi Sawako  family  female  power relationship  opposition  reconciliation  symbiosis 
第三語言關鍵字 有吉佐和子  家族  女性  力関係  対立  和解  共生 
學科別分類
中文摘要 本論文設定了三個問題,分為五章進行考察。第一章是包含明治時代、大正時代、昭和時代到平成時代為止的近代日本女性文學的研究動向。第二章到第四章的內容則為有吉佐和子作品中之女性相互關係的考察,且將之分為「自始至終對立」、「對立而至和解」、「對立歷經和解而至共生」等三種類型進行分析。第五章考察了此三類型的特徵與女性相互關係的轉變,並將其與有吉佐和子創作背景與社會背景之關聯進行分析。
  第一個問題為「自始至終對立」類型的分析。在女性相互關係的考察中,得到了自身相關因素與外在因素這兩個對立的原因。另外支持著對立關係的,還有共通媒介物此一因素。第二個問題為「對立而至和解」類型的分析。此類型的對立原因在於自身相關因素,而從對立邁向和解的契機則在於共通經驗。第三個問題為「對立歷經和解而至共生」類型的分析。此類型的對立原因在於自身相關因素,而邁向共生結果的契機,則是在於年長者的死亡。
  從以上三個問題,可以看出有吉佐和子對於「自始至終對立」類型的著重,從作品出版時間、女性相互關係的轉變、有吉佐和子創作背景等進行考察後,此結果更為明確。不過,從二十一世紀強調高齡化社會共生的此一社會背景來看,生活於二十世紀的有吉佐和子所表現的共生意義,是不盡相同的。
英文摘要 This thesis is set three subjects, divided into five chapters to conduct investigations. The first chapter contains the Meiji era, Taisho era, Showa era ,Heisei era to the research trends of modern Japanese female literature. From the second chapter to the fourth chapter, the power relationship with female in the family of Ariyoshi Sawako’s literature in the study, can be categorized into three types as "constant oppisition" and "from opposition to reconciliation" and " to the symbiosis which passed through reconciliation from opposition ". The fifth chapter examines the characteristics of three types and the power relationship between female. Furthermore, the association between the background of Ariyoshi Sawako’s creation and social background has been analysised.
The first subject is " constant opposition " type of analysis. In the study of the relationship between female, the reasons that cost opposition considered to be the private factors and external factors. Also, there are common mediators of this factors are related to support the opposite relationship. The second subject is " from opposition to reconciliation " type of analysis. The reasons of this type that cost opposition considered to be the private factors and the opportunity of moving from the opposition towards reconciliation lies in a common experience. The third subject of " to the symbiosis which passed through reconciliation from opposition " type of analysis. The reasons of this type that cost opposition considered to be the private factors, and the result toward the symbiotic opportunity is that the death of the elderly.
From the above three subjects, we can see that Ariyoshi Sawako always put the point upon " constant oppisition " type. From the time of her works published, the transition of the relationship between female, and the background of Ariyoshi Sawako’s creation, the results are becoming more clear.
However, from the point of view that stressed the symbiosis of this aging society social background of the twenty-first century, Ariyoshi Sawako who lived in the twentieth century has shown the symbiotic significance is not the same.
第三語言摘要 本論文は三つの課題を設けて、五章に分けて考察を進めた。第一章は明治時代から、大正時代と昭和時代を経て、さらに平成時代に至った近代日本女性文学研究の動向である。第二章から第四章までは、有吉佐和子作品における女性の力関係を「あくまでも対立のまま」、「対立から和解へ」、「対立から和解を経たのち共生へ」という三つのグループに分けて分析するものである。そして、第五章はこの三つのグループの特徴と女性力関係の変容を取り上げて、有吉佐和子の創作背景と社会背景との関わりについて分析した。
第一の課題は、「あくまでも対立のまま」というグループである。このグループから、女性の力関係において、対立の原因が自らに関わることと外在的なこととの二つのことにあることが見られる。また、共通している媒介物という共通点が、対立関係を支えている。
第二の課題は、「対立から和解へ」というグループである。このグループについて、対立関係の原因は自らに関わることにあると分かった。また、このグループに属する女性の力関係に共通した経験は、対立から和解へと変わったきっかけである。
第三の課題は、「対立から和解を経たのち共生へ」というグループである。このグループにおける対立の原因は、自らに関わることにある。そして、年長者が亡くなるという設定に基づいて、共生という結果を迎えた。
以上の三つの課題から、有吉佐和子が「あくまでも対立のまま」に関心をより払っているという結果は見られる。作品の初出時間順による女性の力関係の消長と有吉佐和子創作の背景から考察すると、この結果に相応しい。ただし、社会背景から見れば、「共生」の結果が二十一世紀の高齢化社会という問題点への示唆であるが、二十世紀に生きていた有吉佐和子は触れるはずがない。
論文目次 序論 1
第一節 研究動機 1
第二節 先行研究 3
第三節 研究方法及び内容 8
第一章 日本近代女性文学の研究動向 ―時期別によって個々の女性作家の研究動向を整理して― 10
第一節 はじめに 10
第二節 明治時代(1868-1912)の研究 12
一、明治20年代の研究 12
二、明治30年代と40年代の研究 13
第三節 大正時代(1912-1925)の研究 15
第四節 昭和時代の研究 18
一、戦前時代(1926-1945) 18
二、昭和20年代(1946-1954)の研究 22
三、昭和30年代(1955-1964)の研究 26
四、昭和40年代(1965-1974)の研究 29
五、昭和50年代(1975-1984)の研究 34
六、昭和60年代(1985-1988)の研究 39
第五節 平成以降(1989-2009)の研究 43
第六節 研究動向から見た有吉佐和子文学の位置付け 49
第七節 おわりに 51
第二章 有吉佐和子作品における女性の力関係――あくまでも対立のまま 53
第一節 はじめに 53
第二節 『紀ノ川』における母文緒と娘華子との関係について 53
一、文緒をめぐって 54
二、華子をめぐって 55
第三節 『香華』における祖母つなと孫娘朋子との関係について 57
一、朋子をめぐって 58
二、つなをめぐって 63
第四節 『香華』における母つなと娘郁代との関係について 66
一、郁代の性格 67
二、つなが郁代に対する認識 69
三、つなと郁代と共に関わる場面から見る二人の関係 70
第五節 『連舞』と続編『乱舞』における母寿々と娘秋子との関係について 74
一、秋子自身をめぐって 75
二、寿々自身をめぐって 77
三、寿々と秋子との関係における変化 78
第六節 『連舞』と続編『乱舞』における母寿々と娘千春との関係について 81
一、寿々と千春との平和な関係 81
二、寿々と千春との関係に起こった変化 82
第七節 『母子変容』における母耀子と娘輝代子との関係について 84
一、母耀子と娘輝代子をめぐる場面から見る平和な付き合い 84
二、耀子と輝代子との関係における対立の存在 86
三、耀子と輝代子との関係に影響を与える人物 88
第八節 おわりに 93
第三章 有吉佐和子作品における女性の力関係――対立から和解へ 95
第一節 はじめに 95
第二節 『紀ノ川』における母花と娘文緒との関係について 95
一、文緒の特質について 95
二、花と文緒との関係における対立 96
三、花と文緒との関係に生じた変化 98
第三節 『連舞』と続編『乱舞』における姉秋子と妹千春との関係 101
一、秋子をめぐって 102
二、千春をめぐって 103
三、秋子と千春をめぐる関係の対立と変化 105
第四節 おわりに 107
第四章 有吉佐和子作品における女性の力関係――対立から和解を経たのち共生へ 109
第一節 はじめに 109
第二節 『紀ノ川』における祖母豊乃と孫娘花との関係について 109
一、豊乃と花について 109
二、九度山と真谷家という二つの空間から見る豊乃と花との関係 115
第三節 『紀ノ川』における祖母花と孫娘華子との関係について 118
一、花と華子との共通しているところ 118
二、華子にとっての故郷 120
第四節 『香華』における母郁代と娘朋子との関係 122
一、朋子をめぐって 123
二、郁代をめぐって 126
三、郁代と朋子との関係の変化 127
第五節 おわりに 129
第五章 有吉佐和子作品における女性の力関係の比較 131
第一節 はじめに 131
第二節 女性の力関係から見た対立変化の類型 131
一、あくまでも対立のまま 131
二、対立から和解へ 134
三、対立から和解を経たのち共生へ 136
第三節 作品時間順から見る女性の力関係の変容と有吉佐和子の創作時間との関わり 140
第四節 有吉佐和子の創作背景と社会背景から見る女性の力関係の生成 146
第五節 おわりに 151
結論 152
テキスト 155
参考文献(年代順) 155
添付資料 158

表目次
表2-1 つなと郁代との共通している場面.............................................................73
表5-1 有吉佐和子作品における女性の力関係の類型の比較.............................139
表5-2 有吉佐和子作品における女性の力関係の変容........................................141
図目次
図2-1 文緒と華子との関係の変化........................................................................57
図2-2 祖母つなと孫娘朋子との関係の構成.........................................................66
図2-3 つなと郁代との関係の構成........................................................................74
図2-4 寿々と秋子との関係の構成........................................................................80
図2-5 母耀子と娘輝代子との関係における対立の構成......................................92
図3-1 花と文緒との対立関係の変化..................................................................101
図3-2 秋子と千春との関係の構成......................................................................105
図3-3 秋子と千春との関係の変化......................................................................107
図4-1 豊乃と花が共有する空間.......................................................................... 117
図4-2 花と華子との関係.....................................................................................122
図4-3 郁代と朋子との対立関係の変化...............................................................129
図5-1 「あくまでも対立のまま」における共通点――共通している媒介物...134
図5-2 「対立から和解を経たのち共生へ」における共通点――共生について
.........................................................................................................................138
図5-3 初出時間順から見る有吉佐和子作品群の系列の消長.............................142
參考文獻 Ⅰ 単行本
遠藤嘉基・池垣武郎(1960)『日本文学史』中央図書
瀬沼夏代表(1965)『明治文学全集82 明治女流文学集(二)』筑摩書房
板垣直子(1967)『明治・大正・昭和の女流文学』桜楓社
有吉佐和子(1968)『有吉佐和子集 新潮日本文学57』新潮社
祝宮静・関敬吾・宮本馨太郎編(1969)『日本民俗資料事典』第一法規出版株式会社
森林太郎(1973)『森鴎外全集 第23巻』岩波書店
千頭剛(1975)『有吉佐和子』汐文社
有島武郎(1977)『有島武郎全集 第八巻』筑摩書房
日本文学研究資料刊行会編(1983)『日本文学研究資料叢書 近代女流文学』有精堂
大久保典夫・高橋春雄編(1983)『現代文学研究事典』東京堂
与那覇恵子(1986)『現代女流作家論』審美社
脇田晴子・林玲子・永原和子編(1987)『日本女性史』吉川弘文館
深沢七郎・水上勉・瀬戸内晴美・曽野綾子・有吉佐和子(1988)『昭和文学全集 第25巻』小学館
有吉玉青(1989)『身がわり 母・有吉佐和子との日日』新潮社
和田芳恵編(1992)『近代作家研究叢書117 樋口一葉研究』日本図書センター
丸川賀世子(1993)『有吉佐和子とわたし』文芸春秋
女性文学会編(1994)『女性文学の近代』双文出版社
宮内淳子編(1995)『新潮日本文学アルバム 71 有吉佐和子』新潮社
田端泰子・上野千鶴子・服藤早苗編(1997)『ジェンダーと女性』早稲田大学出版部
上田博・木村一信・中川成美編(1997)『日本近代文学を学ぶ人のために』世界思想社
逸見久美(1997)『近代文学作品論叢書4 与謝野晶子『乱れ髪』作品論集成Ⅰ』
大空社
渡辺澄子(1998)『日本近代女性文学論――闇を拓く』世界思想社
木股知史編著(1999)『吉本ばなな イエローページ』荒地出版社
渡辺澄子編(2000)『女性文学を学ぶ人のために』世界思想社
有吉佐和子(2000)『作家の自伝109 有吉佐和子』日本図書センター
野口裕子(2003)『円地文子の軌跡』和泉書院
井上謙・半田美永・宮本淳子編(2004)『有吉佐和子の世界』翰林書房
市古夏生・菅聡子編(2006)『日本女性文学大事典』日本図書センター
関川夏央(2006)『女流 林芙美子と有吉佐和子』集英社
岡野幸江(2007)『女たちの記憶 〈近代〉の解体と女性文学』双文出版社

Ⅱ 機関雑誌
『国文学 解釈と鑑賞 昭和37年9月号』(1962)至文堂
『国文学 解釈と教材の研究 第13巻第5号』(1968)學燈社
『国文学 解釈と鑑賞 昭和47年3月号』(1972)至文堂
『国文学 解釈と鑑賞 昭和49年11月臨時増刊号』(1974)至文堂
『国文学 解釈と教材の研究 第21巻第9号』(1976)學燈社
『国文学 解釈と鑑賞 昭和51年9月号』(1976)至文堂
『思想の科学 NO.67』(1976)思想の科学社
『面白半分 7月臨時増刊号』(1976)大日本印刷株式会社
『季刊創造冬第二号 特集有吉佐和子の文学』(1977)聖文社
『国文学 解釈と教材の研究 第25巻第12号』(1980)學燈社
『国文学 解釈と鑑賞 昭和56年2月号』(1981)至文堂
『昭和文学研究 第6集』(1983)昭和文学研究会
『別冊国文学・特大号 日本現代文学研究必携』(1983)學燈社
『中央公論文芸特集 復刊第1号秋季号』(1984)中央公論社
『国文学 解釈と教材の研究 第29巻第13号』(1984)學燈社
『文学界 38巻12号』(1984)文芸春秋
『国文学 解釈と鑑賞 昭和60年9月号』(1985)至文堂
『国文学 解釈と教材の研究 第31巻第5号』(1986)學燈社
『昭和文学研究 第14集』(1987)昭和文学研究会
『昭和文学研究 第15集』(1987)昭和文学研究会
『国文学 解釈と教材の研究 第32巻第10号』(1987)學燈社
『問題発言』(1988)思想の科学社
『昭和文学研究 第18集』(1989)昭和文学研究会
『皇學館論叢 第24巻3号』(1991)皇學館大學人文学会
『国文学 解釈と教材の研究 第37巻第13号』(1992)學燈社
『別冊国文学 新・日本現代文学研究必携』(1992)學燈社
『国文学 解釈と鑑賞 平成5年4月号』(1993)至文堂
『昭和文学研究 第28集』(1994)昭和文学研究会
『国文学 解釈と教材の研究 第39巻第3号』(1994)學燈社
『国文学 解釈と鑑賞 平成7年6月号』(1995)至文堂
『東呉日本語教育19』(1996)東呉大学日本語文学系
『昭和文学研究 第36集』(1998)昭和文学研究会
『昭和文学研究 第37集』(1998)昭和文学研究会
『昭和文学研究 第42集』(2001)昭和文学研究会
『同志社国文学64』(2006)同志社大学国文学会
『文芸春秋 第85巻第3号』(2007)文芸春秋
『台湾日本語文学報 第26号』(2009)台湾日本語学会

Ⅲ 修士論文
包曉華(1999)『有吉佐和子の文学世界―女性自覚と人間復位の文学―』輔仁大
 学

Ⅳ インターネット資料
Yahoo!辞書(大辞泉)http://dic.yahoo.co.jp/
国立国会図書館 近代デジタルライブラリhttp://www.ndl.go.jp/jp/data/endl.html
論文使用權限
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