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系統識別號 U0002-1307200904585300
中文論文名稱 森鷗外與浪漫主義的關連性-以『舞姬』、『泡沫記』、『信使』為中心-
英文論文名稱 The Relations between Ougai Mori with Romanticism-Concerning “Maihime”, ”Utakata no ki”, and”Fumidukai”
第三語言論文名稱 森鷗外文学とロマン主義とのかかわり-『舞姫』、『うたかたの記』、『文づかひ』を中心に-
校院名稱 淡江大學
系所名稱(中) 日本研究所碩士班
系所名稱(英) Graduate Institute of Japanese Studies
學年度 97
學期 2
出版年 98
研究生中文姓名 王尹均
研究生英文姓名 Yin-Chun Wang
學號 694050252
學位類別 碩士
語文別 日文
口試日期 2009-06-12
論文頁數 104頁
口試委員 指導教授-曾秋桂
委員-林雪星
委員-曾秋桂
委員-賴雲莊
中文關鍵字 森鷗外  浪漫主義  舞姬  泡沫記  信使 
英文關鍵字 Ougai Mori  Romanticism  Maihime  Utakata no ki  Fumidukai 
第三語言關鍵字 森鷗外  ロマン主義  舞姫  うたかたの記  文づかひ 
學科別分類 學科別社會科學區域研究
中文摘要 森鷗外在留學德國時,大量地接觸了西洋文學。這個經驗想必與他在回國不久後便發表的『舞姬』、 『泡沫記』 、『信使 』之德國三部作有很大的相關性。因此,本論文以德國三部作和西洋文學的關聯為中心,兼述西洋浪漫主義與日本的浪漫主義的異同點,呈現德國三部作中所內含的西方文學影響。本論文主要分為五章論述森鷗外與浪漫主義的關聯性。第一章分析了『舞姬』、『泡沫記』、『信使』為森鷗外的文學起點,並確認了德國三部作附含西洋浪漫主義的色彩。第二章分析了西洋浪漫主義與日本浪漫主義,將西方和日本的浪漫主義歸結出自我情感、想像力、感情表現等三個本質。第三章分析了『舞姬』中男女主角的自我認知。男主角豐太郎的自我認知可分為尚未出現、確立、功名、罪人的四階段。女主角艾麗絲的自我認知可分為無法反抗、戀愛、意向堅定、憧憬破滅的四階段。男女主角在『舞姬』中的自我認知幾乎逆向而行,最後以「怨恨」作結。第四章從作者以及讀者的立場,分析『泡沫記』的想像。作者賦予女主角瑪麗賣花女、模特兒、狂人、雅典娜、羅蕾萊、母親、螢火蟲、泡沫等多重角色,將人物設計的想像發揮到極點。此外,『泡沫記』中大量地使用了表達日本傳統美意識的詞彙,透過這些多義性的語詞,讓讀者能充分地玩味,擴大了讀者對故事的想像空間。第五章分析了『信使』的感情表現。女主角依達在不同時期對未婚夫、愛慕者、小林軍官展現了不同的情感變化。男主角小林軍官在與和女主角依達相處期間,其情感轉變依序為好奇、理解、同情。通過以上五章的分析,驗證德國三部作確實和浪漫主義的本質相符。

英文摘要 During studying abroad in Germany, Ougai Mori kept in touch with occident literature. These three works, “Maihime”,”Utakata no ki”, and”Fumidukai”, published after coming back to Japan were inferred to highly related to his study experience in Germany. Therefore, this thesis focus on the relations between Germany 3 works and occident literature, and the similarities and differences between occident romanticism and Japan romanticism to manifest the acceptance of occident literature in Germany 3 works.
This thesis is separated to five chapters to discuss the relations between Ougai Mori with romanticism. In Chapter 1, “Maihime”,”Utakata no ki”, and”Fumidukai” were analyzed to be the beginning of Ougai Mori’s literature and affirmed with occident romantic color. Chapter 2 was focused on occident romanticism and Japan romanticism analysis. Based on the preceding work, I generalize three essence-feelings of one’s ego, imagination, expression of emotion from occident and Japan romanticism. Chapter 3 was concentrated on the self-recognition of protagonists in “Maihime”. The self-recognition of hero toyotarou can be divided into four stages of disappearance, appearance, distinction, and sinner. The self-recognition of heroine, Alice, can be divided into four stages of submission, love, strong volition, and hope destroyed. The self-recognition of protagonists in “Maihime” is almost in a reverse way and end at grudge.In Chapter 4, I analyzed the imagination in ”Utakata no ki” from the author’s viewpoint and readers’ viewpoint. The author rendered the multiple roles of heroine, Marie, as the violet girl, model, maniac, Bavaria, loreley, mother, firefly, and bubbles to elaborate the variety of character design extremely. Besides, there were many Japanese aesthetic vocabulary used in”Utakata no ki”. These ambiguous words made readers to inquire the story completely and expand readers’ imagination. Chapter 5 was focused on the expression of emotion in ”Fumidukai”. The heroine, Ida, showed her different emotion to the fiancé, follower, and officer obayashi. The expression of emotion of hero, officer obayashi, was ordered from curious, understandable, to sympathy through the contact with Ida. From the point of view in the preceding chapters, I prove that the essence of Ougai Mori’s Germany 3 works was exactly conformed to the one of romanticism.
第三語言摘要 ドイツ留学中、鷗外は西洋文学に多く触れている。これは帰国後すぐ発表した『舞姫』、『うたかたの記』、『文づかひ』とは勿論深く関係していると思われる。それで、本論文の主眼をこのドイツ三部作と西洋文学との受容関係を掘り下げることにある。この三部作に反映している西洋文学の受容、そして日本に紹介されたロマン主義との異同を系統的に究明したいと思うのである。本論文が森鷗外とロマン主義とのかかわりを五章に分けて、究明したものである。第一章では、『舞姫』、『うたかたの記』、『文づかひ』が森鷗外の文学起点であることが判明したように、この三部作は鷗外が西洋から学んできたロマン主義の色彩を帯びている。第二章では、西洋と日本のロマン主義を分析した。総じて言えば、西洋と日本のロマン主義が自分の感情、想像力、感情表現の三つの特質に帰結することができる。第三章では『舞姫』の主人公たちの自我認識を中心として分析した。豊太郎の自我認識が自我が芽ばえないことと自我認識の確立と功名と罪人に分けれらる。そして、エリスの自我認識が反抗できない自我と恋することと意志の強い女と憧れの破滅の四段階に分けられる。豊太郎とエリスの自我を認識する過程においては互いに逆行しているが、最後には「恨み」として終わってしまったのである。第四章が作者と読者の両方の立場から、『うたかたの記』の想像について論じた。作者がマリイという人に菫売り、モデル、狂人、バワリア、ロオレライ、母のマリイ、蛍、うたかたのように多重性を持たせている。そして、日本伝統美的意識「をかし」、「あわれ」などを使い、読者がこの多義性のある言葉によって、物語を十分に味わせる。第五章では、『文づかひ』の感情表現を分析した。イイダ姫が時期によって、婚約者のメエルハイムと愛慕者の欠唇少年と小林士官に対する情感表現がかなり異なっている。男主人公の小林士官がイイダ姫との接触により、その感情表現が好奇、理解、同情という順序と変ったのである。すなわち、以上の五章を通じて、『舞姫』、『うたかたの記』、『文づかひ』がロマン主義の本質に合致したことが分った。
論文目次 目 次

第一章 序論
第一節 研究動機1
第二節 先行研究2
第三節 研究内容及び研究方法7
第四節 論文構成7

第二章 ロマン主義について
第一節 はじめに8
第二節 西洋の場合-イギリス、フランス、ドイツをめぐって10
第三節 日本の場合22
第四節 おわりに33

第三章 『舞姫』における自我認識
第一節 はじめに 34
第二節 豊太郎の自我認識37
第三節 エリスの自我認識46
第四節 おわりに54

第四章 『うたかたの記』における想像
第一節 はじめに55
第二節 マリイをめぐる作者の想像58
第三節 読者による想像67
第四節 おわりに77

第五章 『文づかひ』における感情表現
第一節 はじめに78
第二節 イイダ姫の感情表現81
第三節 小林士官の感情表現90
第四節 おわりに98

結論99
テキスト101
参考文献101

表目次

表1-1鷗外読書資料4
表2-1西洋のロマン主義作家11
表2-2西洋と日本のロマン主義33
表3-1豊太郎とエリスの自我認識54
表4-1「をかし」の意味68
表5-1『文づかひ』に見られるイイダ姫の感情表現の変化89

図目次

図2-1『スバル』の周辺関係25
図2-2『文学界』の周辺関係27
図3-1豊太郎の自我認識44
図3-2エリスの自我認識(その一)48
図3-3エリスの自我認識(その二)49
図3-4エリスの自我認識(その三)51
図3-5エリスの自我認識(その四)52
図3-6エリスの自我認識する過程52
図4-1『うたかたの記』の人物関係55
図4-2マリイの多重性66
 
參考文獻 参考文献(五十音順)
テキスト
森林太郎(1971)『鷗外全集 第一巻』初版、東京:岩波書店
森林太郎(1971)『鷗外全集 第二巻』初版、東京:岩波書店 

I. 単行本
饗庭孝男(1992)『新版フランス文学史』初版、東京:白水社
秋庭隆編(1995)『日本大百科全書13』第2版、東京:小学館
浅井清等編(1991)『研究資料現代日本文学第七巻詩』第4版、東京:明治書院
池内健次(2001)『森鷗外と近代日本』初版、京都:ミネルヴァ書房
池沢夏樹(1992)『日本の作家2森鷗外』初版、東京:小学館
池部雅英訳(1988)『ドイツ・ロマン主義』初版、東京:白水社
石橋忍月(1971)『明治文学全集23』初版、東京:筑摩書房
磯貝英夫(1981)『鑑賞日本現代文学第一巻森鷗外』初版、東京:角川書店
市古貞次編(1978)『日本文学全史5近代』初版、東京:学灯社
稲垣達郎編(1969)『森鷗外必携』初版、東京:学燈社
井上豊(1983)『日本文学の原理』初版、東京::風間書房
厳谷大四編集(1956)『文芸』初版、東京:河出書房
臼井吉見(1985)『近代文学論争(上)』初版、東京:筑摩書房
岡野他家夫(1966)『近代日本名著解題』再版、東京:有明書房
嘉部嘉隆・檀原みすず編(1997)『森鷗外集獨逸三部作』再改訂版、大阪:和泉書院
河盛好蔵編(1975)『フランス文学史』初版、東京:新潮社
栗山理一編(1991)『日本文学における美の構造』初版、東京:雄山閣
小泉浩一郎(1981)『森鷗外論・實証と批評』初版、東京:明治書院
小堀桂一郎(1980)『若いき日の森鷗外』初版、東京:東京大学出版会
笹淵友一(1991)『「文学界」とその時代 下』第6版、東京:明治書院
笹淵友一(1991)『浪漫主義文学の誕生』第6版、東京:明治書院
佐藤晃一(1991)『ドイツ文学史』第12版、東京:明治書院
下村冨士男編(1968)『日本文学の歴史第10巻』初版、東京:角川書店
清田文武(1991)『鷗外文芸の研究青年期篇』初版、東京:有精堂
田中実編(1987)『森鷗外初期作品の世界』初版、東京:有精堂
茅野良男編(1999)『転換期としての日本近代』初版、京都:ミネルヴァ書房
長島要一(2005)『森鷗外 文化の翻訳者』初版、東京:岩波書店
永藤武(1983)『文学と日本的感性』初版、東京:ペンカリ社
中村光夫(1963)『明治文学史』初版、東京:筑摩書房
橋口稔編(1985)『イギリス文学史』初版、東京:荒竹出版
長谷川泉(1967)『近代日本文学思潮史』第4版、東京:至文堂
長谷川泉(1962)『近代文学論争事典』初版、東京:至文堂
長谷川泉編(1969)『日本文学の争点5近代編』初版、東京:明治書院
長谷川泉(1974)『近代日本文学の位相(上)』初版、東京:桜楓社
長谷川泉(1991)『森鷗外論考』初版、東京:明治書院
長谷川泉編(2000)『森鷗外『舞姫』作品論集』初版、東京:クレス出版
久松潜一(1968)『日本文学評論史近世・近代篇』初版、東京:至文堂
日夏耿之介(1990)『鷗外文学』第4刷、東京:日本図書センター
前野直彬編(1970)『唐代詩集』初版、東京:平凡社
三好行雄編(1985)『明治の文学』初版、東京:有斐閣
村松定孝(1988)『近代日本文学の軌跡』新版、東京:右文書院
村松定孝(1996)『文学概論』第10版、東京:双文社
森林太郎(1973)『鷗外全集第22巻』初版、東京:岩波書店
森林太郎(1975)『鷗外全集 第38巻』初版、東京:岩波書店
山崎国紀(1976)『森鷗外<恨>に生きる』初版、東京:講談社
山崎国紀(1989)『森鷗外―基層的論究』初版、東京:八木書店
山崎国紀編(1994)『森鷗外を学ぶ人のために』初版、京都:世界思想社
山崎一頴(1991)『森鷗外』初版、東京:新典社
リリアン・R・ファースト・床尾辰男訳(2002)『ヨーロッパ・ロマン主義―主題と変奏』初版、大阪:創芸出版 
渡辺秀夫(1995)『詩歌の森-日本語のイメージ』初版、東京:大修館
和田繁二郎(1962)『日本文学史・近代と現代』初版、京都:法律文化社


II. 紀要論文 
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井上優(1996)「唇としての叛乱-森鷗外『文づかひ』論」『季刊』第7巻第2号岩波書店pp.139-148.
江川和子(2007)「鷗外文庫書入本データベースの公開について」『文学』第8巻第2号岩波書店、pp.134-139.
太田三郎(1964)「透谷・藤村と外国文学」『国文学解釈と教材の研究』第9巻第6号学燈社、pp.21-25.
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竹盛天雄(2006)「作品の感触、補助線を引く」『国文学解釈と鑑賞』第71巻2月号至文堂、pp.190-198.
竹盛天雄(2008)「透徹と謎」『国文学解釈と鑑賞』第73巻8号至文堂、pp.194-201.
竹盛天雄(2008)「続イイダ姫の形象」『国文学解釈と鑑賞』第73巻12号至文堂、pp.177-184.
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和田繁二郎(1964)「『明星』から『スバル』へ」『国文学解釈と教材の研究』第9巻第15号学燈社、pp.90-93
                      
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